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#2 トラウマを克服するためのステップ

みなさんは日々、どんなトラウマを抱えていますか?私自身もそのひとりで、トラウマに苦しむことがあります。

誰にも言えない、また怒られるのではないかという恐怖。
一度振られると、次にどうしようかという不安。
以前の出来事からくる恐怖心で、犬が怖くてたまらない。

人は無意識に過去の出来事を思い出し、トラウマが引き起こされることがあります。今回は、アメリカの神経科学者ジョー・ディスペンザ博士が提唱する「トラウマとは」についてお話しします。

トラウマの成り立ち

トラウマは、感情の振れ幅が大きいほど、その原因が長期記憶として脳に残りやすくなります。

私たちは感情をコントロールすることが難しい生き物です。感情に素直に向き合い、その感情を受け入れることで、モヤモヤが数日から数ヶ月続くことがあり、これが私たちの気質を形作ります。そして、それがさらに私たちの性格に影響を与えるのです。過去のトラウマや出来事は、自己の性格形成に大きな影響を及ぼします。

人々は大きな出来事を思い出し、それにとらわれて生活します。これは生存本能が我々に過去の経験を思い出させるためです。人間は人生の70%を生き残ることとストレスの中で過ごしているのです。

過去の経験から最悪のシナリオを予測する習慣があります。過去の出来事を「今」に持ち込むことで、まるでそれが再び起こるかのように思えてしまいます。そして、この最悪のシナリオが恐怖を引き起こし、パニック発作などの症状を招くこともあります。しかし、これは過去の経験によってプログラムされたものであり、予測可能ではありません。発作を受け入れることも大切なのです。

トラウマから解放される方法

過去のストーリーが感情に影響を及ぼし、パニックを引き起こすことを理解しました。しかし、この状態は避けられないものです。なぜなら、私たちの脳は過去の経験に基づいてプログラムされているからです。ただし、このプログラムは変えることが可能です。

まず、無意識に湧き上がる感情を受け入れ、その上で過去の出来事と現在を区別することが大切です。脳はイメージと現実の違いを認識できません。イメージを思い浮かべると、脳はその出来事が実際に起きていると認識し始めます。しかし、このプログラムを変えるのは容易ではありません。反復練習が重要です。

自分の感情を客観的に見つめ、過去と現在を区別することを意識して続けることで、気質や性格に変化が現れます。

まとめると、トラウマから解放されるには感情に素直に向き合い、過去の出来事と現在を区別することが大切です。

私も日々トラウマに苦しみながら生活していますが、一度その感情を受け入れ、過去と現在を区別する意識を持ちながら前に進んでいこうと思います!


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