アニマルホーダー
アニマルホーダーという言葉を聞いたことはありますか?まず「ホーダー」これは色々集めてしまう精神疾患の1つです。アニマルホーダーは動物を無尽蔵に集めてしまう状態です。
自分を客観視できなくなり、自分の行いは正しいと思っています。ですので、周囲からのアドバイスを頑なに受け入れようとしません。
まずはその方の話を聞きます。ただ聞くのではなく、その様に至った背景に思いを馳せ、真摯に丁寧に耳を傾けます。
とてもエネルギーのいることですので、初めは長くても5分くらいで切り上げるようにします。最初の頃はたった5分で何ができると思うこともありましたが、、、ただ長々と聞くことだけが良いというわけではないようです。
時間をかけて聞く、丁寧に聴く
これが凄く大切です。個々に応じてアプローチの方法を模索します。
アニマルボーダーと認定されたら行政が介入する場合もあります。ただ、この場合、猫たちの生命の保証はありません。昨今は譲渡できそうな子は譲渡する方向になっていますが、、、高齢で持病がある。攻撃的でなつきそうにない。息も絶え絶えで助かりそうにない。などの理由で助けられないことがあります。こうした事情からアニマルホーダーのお家を知っても通報は躊躇う方がいます。アニマルホーダーの現場から助けたいのに、生命を助けられない介入の仕方は到底受け入れられません。近隣に大きなボランティア団体さんがいたり、里親募集を大々的にできるといいのですが、、、。
s市で厳重警戒が必要なお宅があります。高齢の方で毎晩欠かさず餌やりに行き、捕まえられそうな猫がいたら外より家の中の方が安全だからと連れて帰っています。何十年とかけて連れて帰り続け、今、75匹います。ピーク時は100匹超えてたそうです。この為、行政職員が見回りに来ても、以前より頭数が減っていることに安心して帰っていきます。餌やり場が重なってるNさんが数年前にアニマルホーダーでは?と疑い、色々お話を聞いていました。ただ、個人ではいかんともしがたく、当院に相談されました。長くなりますので、一旦ここまでにしようと思います。続きはまたの投稿をお待ちください。アニマルホーダーを解決した経験のある方、ご連絡頂ければと思います。よろしくお願い致します。
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