神経回路の巧妙な仕組みと脳の回復力: 一旦切れた繋がりがなぜ間違って繋がらないか?を考えてみた。

各脳の神経回路(ネットワーク)で運動単位と繋がっているため神経回路内の脳細胞が一部壊れても運動単位との繋がりは残っている。だから間違いなく元のところと繋がることができ、異なる部分と繋がることはないと思う。
情報を一部失い精緻な制御ができなくなっているので失った情報をリハビリで学習し、残された脳細胞で神経回路を再編成(補正)することで動きを徐々に取り戻していく。
完全にこの繋がりがなくなった場合は、多分生きていない。
生きているということは繋がりが残っていると思う。
繋がっている程度がどのくらいかは、リハビリをしてみないことには分からないと思う。

いわゆる脳の可塑性とは、再構築ではなく再編成だと思う。
再生移植で脳細胞が再生されたとしてもこの神経回路の中に組み込まれ、新たな脳細胞が既存の脳細胞とどのように繋がるか?つまり再構築ができるかどうかは未知の部分が多いので、過大な期待はできないと思う。

脳の仕組みは脳細胞が少し壊れたとしても活動に支障がないように神経回路という仕組みがあり、各脳細胞とネットワークを形成することで情報を構成しお互い補い合う巧妙な仕組みになっている。
脳の一部の損傷が全体の機能に致命的な影響を与えないようになっている。この特性こそが、脳が様々な条件に適応し、学習やリハビリによる回復を可能にしている証拠だと思う。


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