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【映画感想】ポール・マッカートニー&ウイングス ワン・ハンド・クラッピング

 1970年代の映像で画質は悪い。でもそれに対して不自然なほど音質はいい。ドルビーアトモスだから? 目を閉じて音楽だけに浸るのもまたいい。
 ウイングスの曲しか聴けないのかと思っていたけど、そんなことなかった。ポールのピアノ弾き語りがとても好きだった。ポールはロックが来るまではフランク・シナトラみたいな歌手になるしか音楽で生きる道はないだろうと思っていた、だからキャバレーで演奏できるような曲を作っていた、みたいな話があった。もしポールがそういう道を辿ったとしてもわたしはポールのことを好きになると思う。やっぱりポールの歌声が大好きだ。
 「007死ぬのは奴らだ」のオーケストラとの演奏もあった(オーケストラの演奏はさすがにそこまで綺麗には聴こえなかったけど面白かった)。スタジオの裏庭でのギター弾き語りもあった(未収録曲もあったみたいだけどよくわからなかった)。
 映画の大部分を演奏ではなく会話が占めるのではないか、と覚悟して観たので、予想よりはずっと演奏部分が多くてうれしかった。
 本当に楽しく観れた。拍手したり踊ったりしたくなっちゃった。もちろん我慢したけど。


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はるか
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