子連れストックホルム旅行記③〜いろいろ準備した結果、実際どうだった?〜
9月1日の日曜日、ストックホルムから帰ってきました!
帰国した次の日はまだ体が結構元気で、もりもりと大量に色んなことを片付けていましたが、週の後半になってくるとなんだか疲れがじわじわと…。
家族3人とも「寝ても寝ても眠い…」とボヤきながらそれぞれ日々の生活に戻っていき、私は金曜になってようやくスッキリと体が戻ってきたかな、という感じです。
今回は、前回いろいろと準備のあれこれを書き留めてましたが、実際役に立ったとか、もっとこうすればよかったことなどを書きたいと思います。
そもそもの始まりについて↓
出発前の準備もろもろについて ↓
日本食のストックはほんとに助かった!
これはほんとに現地で心底感じました!コンドミニアムに滞在していたので、朝食はもちろん自分で調達しないといけないんですよね。
着いた次の日で朝からわざわざ食材買いに行くのは大変な時や、滞在も半ばでだんだん食に飽きてきた時、みんな疲れていて「夕食、外食って気分じゃないよね…」という時。
持ってきた日本食にはほんと〜〜〜に助けられた!
ちなみにうちは(大人2人、幼児1人)
…を持っていきました。(割り箸もいくつか。これもほんとに便利だった)
最初は「こんなに食べるかー?笑」と思っていたけど、現地でほとんど食べました。毎日パンやパスタとかは飽きてくるし、だしの匂いや味にホッとする瞬間はたまらなかったなぁ。おかげで逆に「スウェーデンの料理もういいわ」ってならなかったのかもしれない。
スウェーデンの食べ物は、外で買ったり外食するとなると、やっぱりすごく甘い!とかしょっぱいなー!と感じるものが多くて。美味しいものは美味しいんですが…。そればっかりだと飽きてくるし、うちは薄味派なので、正直だんだんちょっと辛くなってくる時もあり。
そんな時、「あー、今日の夜は家でうどんでも食べよっと」と思っていると心もちょっと軽くなります。主婦としては、「家に帰れば食べ物のストックが何かしらある」という状態も精神的に良いですしね。笑
スウェーデンの水は軟水だった
とはいえ、日本から持ってきたペットボトルの水もやはり大活躍しました。
水道水が飲めると言っても、最初はやはり「一応沸かしてから、湯冷ましを飲んだ方がいいよね」という感覚があり。
着いてすぐに子どもにお腹を壊されたら困る!そこで、日本から持ってきたお水を飲ませればなんとなく安心。「あ、湯冷まし切らしてる」という時もサッと飲めるし助かりました。
ただ、スウェーデンは場所によっては日本よりも硬度が低いくらいの軟水を飲めるようです!うちの家族は一度もお腹壊しませんでした。
パスポートの管理と、クレジットカード
前回のnoteにも書きましたが、パスポートの原本はコンドミニアムに置き、コピーを持ち歩きました。私は滞在中にそれを使う場面はなかったけど、そうしたことで少しでも普段の荷物の重量を減らせたし良かったと思います。原本を持ち歩くこと自体、ドキドキしますし。
ちなみに、お酒を買うときはパスポートの原本を見せる必要があることが多いそうです。(いつも夫が仕事帰りに調達していたので、私は買わなかった)
そして、スウェーデン旅行ではなんと一度も現金を使わなかった!!
「ゆーてもちょっとは使うでしょう」と、空港で換金したものの一度も使わず、そのまままた日本円に換金するという。手数料払っただけだ。笑
それくらい、完全なるキャッシュレス社会!!
なので、クレジットカードは必須です。海外使用履歴に疑いをかけられて使用停止をくらっていたら、なかなか大変だったかも。スウェーデンに行くなら、事前にカード会社への連絡も怠らず行うことを推奨します。
ストックホルム市内は「SL社」という会社が運営する地下鉄・路面電車・バス・船でほとんどの場所へ行くことができるのですが、どれに乗る時でもクレジットカードをそのままICカードをかざすところにピッとかざせば乗れるんです。(私は1週間乗り放題のプリペイドを買いましたが)
どんなお店も「カードで?現金で?」と聞かれもしない。(現金で!と言ったら対応してくれるんでしょうが)カードリーダーを「どうぞ」と差し出されるだけです。おかげで買い物も移動も、とても楽でした。
SIMロックが解除されない!!!!
振り返ると、ある意味今回の旅のヤマ場(ピンチ編)は出発前の羽田空港だったかもしれない。笑
e-SIMを買っておいて、いざアクティベートって言うんですか(うろ覚え)?実際使えるようにするのは羽田でやればいいや、と思っていたんですよ…。
でも、いざ羽田でやってみたらどーにもこーにもなんかおかしい。原因は私の携帯のSIMロックが外れていないことにあった。SIMロックの外し方を調べて、キャリアのマイページだかに行って申請するのだけども(「即時でできる」と説明にはある)、ケータイの設定のところを何度見ても
「SIMロックあり」
と表示され…。
うわああああ!!どうしたらいいんだ!!と1人青ざめながら格闘。
夫のケータイは元々SIMフリーを使っていたので問題なかった。
娘の相手をしてもらいつつ「最悪、グローバルWi-Fi今から借りに行くか??」と心配している。うう…。でももう3GBプラン購入しちゃったし。もったいないし嫌だあああああ!
と、諦め悪く何度もいじくり回しているうちに
「SIMロックなし」
と表示された!!!
うまく説明できないんですが、iPhoneで言うと「モバイル回線」のところで「主回線」からサブのやつに変えたり、そこをオンとかオフとかに設定し直したらうまくいったようです(役に立たない説明ですいません)。
この、格闘していた約1時間の間に、隣で2人はアイスを食べていたがそれもうっすらとしか記憶がない。笑
終わった後は、これからチェックインだとか荷物検査があるというのに、もうグッタリと燃え尽きていました。
ほんと、SIMロックの解除については日本で時間に余裕がある時にやっておけば良かった(それか、アクティベート?のやり方を事前に予習しておけば良かった)。
そしたら、羽田での出発前の時間をゆったりとした気持ちで過ごせたのになー。
あと、アプリで言うと個人的に1番役に立ったのは「両替電卓」!私はすぐに暗算できない人間なので、スウェーデンクローネで書かれている値段の感覚が全然掴めない。そんな時に毎回ささっとこのアプリで計算すると、安心してお買い物することができました。
また、クレジットカードと紐付けするタイプのアプリは事前に日本でやっておいた方が良かった。「SL社」のアプリ内でクレジットカードに紐づけておくと、携帯でPASMOやSuicaのアプリを入れている時のように、携帯でピッとできるんです。
最初そうしようと思っていたんですが、いざストックホルムでカードを登録しようとすると、カード会社のワンタイムパスワードが送られてこない。電話番号が使えないので、SMS(ショートメッセージ)が届かないんです。
自分の番号を使えるようにしておく場合ならいいのかもしれません。ちょっとこの辺りよくわかっていないのですが、国際電話はかけられるけどSMSとなると無理なのかなー。とにかく、アプリ内での登録が現地でできませんでした。
結果的には、プリペイド式のカードを買うことで問題はなかったのですが、そうなると毎回そのカードを用意しておかなければならないので(クレジットカードも然り)。もし、携帯でピッとできたらもっと移動は快適になったと思います。
英語はなんとか。みんな優しい
私の英語の衰えについて前回書きましたが、多分中1(昭和・平成のね)レベルくらいかなと。
もう、文法わからんわと言う時には適当に単語を並べて話したら、だいたいなんとかわかってもらえたと思います。今思い出しても、みんな優しかったなぁー。言葉で嫌な思いしなかったなーという感じです。
これだけは覚えていたので、挨拶としていっぱい使いました。それだけでも、みんなニコッとしてくれたかも。逆の立場になっても、多分そう思うかなーとも思います。娘にも教えたけども、なかなか恥ずかしがって言わない(ていうか、日本でもすでにそういうタイプなので…)。それでも、笑顔で手を振ればみな優しく笑顔を返してくれました。
余談ですが、ストックホルムの公園で遊んだ時に、近くで遊んでいた現地の子が近づいてきて、私たちに英語で話しかけて来てくれたんです。
7歳と5歳の姉妹で、お姉ちゃんが英語で「どこから来たの?」「あの子(私の娘)は何歳?」と人懐っこく聞いてくれました。スウェーデンでは、あんなに小さい子でも英語が話せるような教育環境なんだなぁ。ちなみに、5歳の子はまだスウェーデン語しか話せないようでした。
そこで、娘に自分で「5(ファイブ)」「ジャパン」と言ってみるよう促して、私から「もし良かったら、うちの娘も一緒に遊んでもいい?」と聞いたところ「うん!もちろんいいよ!」と言ってくれたんです!
(近くに、彼女たちのおばあちゃんとママがいたので許可ももらいました。簡単な世間話もできた!)
そこから3人だけで何かワイワイ、笑いながら砂場で何か作ったりしてしばらく遊んでいました。そうそう、こういう体験させたかった…!感動!!
お姉ちゃんが「これあげる」と娘に小さなハートのシールをくれたので、私たちからは持っていたディズニープリンセスの絆創膏を2人にプレゼント。(それも、一応保護者の方には許可を得て。「うちの子もプリンセス大好きよ」と言ってくれた)
思わぬところで、素敵な体験ができました。うちの娘は、英語は話せないけど「ハロー」「サンキュー」「バイバイ」「ジャパン」、数字くらいならわかるかなというレベル。それでも現地の子と楽しく遊べたので、言葉の壁ってコミュニケーションの本質的には、真の意味では関係ないのかもなと思いました。
とはいえ「『ジャパン』って言ったら通じたよ!私の言葉通じた!」と言って喜んでいる娘を見ていると、うんうんわかる、自分の英語が相手に「通じた!」と思う瞬間ってめちゃくちゃ嬉しくなるよね…と。これを機に、英語とかに興味を持って学ぶ意欲につながってくれるといいなーと思う自分もいます。