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ゼロ秒思考 自主トレ編ːぼやきを会議資料へ!!ChatGPT音声モード活用法


はじめに

A4メモ書きにつまづく人は意外と多い?

「ゼロ秒思考」で紹介されている「A4メモ書き」というメソッドは、多くの人によい影響を与えました。しかし、A4メモ書きに挑戦したもののうまくいかなかった...そんな方もいらっしゃると思います。

今回行ったこと

今回は、そんな「できない」壁を乗り越えるための新しいアプローチをご紹介します。

A4メモ書きにこだわって先に進められないなら、違う始め方でもいいのでは?という提案です

AIとの対話を起点とする、今までと少しだけ違ったメソッドです。「やらない」「できない」から脱却し、新しいツールで一歩を踏み出しましょう。

1.AIとの対話からスタート

使用するツールːスマホのChatGPT(有料版)

  1. スマートフォンでChatGPTアプリを立ち上げます。

  2. 画面下、右端の縦棒に触れると音声でのやり取りを開始します。

  3. まずは世間話から始めてみましょう。「今、悩んでいることがあるんです...」と切り出してみるのもいいでしょう。

  4. AIが質問してくるので、あなたの悩みを率直に話してみてください。

  5. 自然な会話を続けていきます。

スマホ操作画面

画面下、右端の縦棒に触れると音声でのやり取りを開始できます

AIとの対話することで、頭の中のあやふやな思いの言語化を図ります。

2.対話内容をテキスト化

仕様するツールːPC版ChatGPT AI

次のステップに進むには、この会話をWord,PDFなどの資料に変換する必要があるのですが、現時点でPC版ChatGPTには音声対話の内容をそのままテキスト化する機能がありません。そこで、以下の手順で対話内容をテキスト資料にしましょう。

テキスト資料化手順

パソコン版ChatGPTで先ほどの会話履歴を閲覧。会話のタイトルはAIが任意につけています。
  1. パソコン版のChatGPTを立ち上げ、使用履歴からこの会話を開く

  2. 対話内容を全選択(Ctrl+A)

  3. コピー(Ctrl+C)

  4. メモ帳に貼り付け(Ctrl+V)

  5. PDFに変換

これで、AIとの対話内容が再利用可能な形式になりましたが、まだこの段階では不要な情報が多く、自分用に使うことしかできない状態です。

3.ノイズの除去とレポート化

使用するツールːClaude3 AI

現時点で手元にある資料は、会話以外の情報も含まれていて見づらいです。AIを使ってノイズを除去します。

ChatGPT上の対話内容をコピペしただけの状態

加工手順

  1. 作成したPDFをClaude3に読み込ませます。

  2. シンプルなプロンプトで、会話以外の余計な情報(ノイズ)を削除するよう指示します。

Claude3への指示内容

煩雑になるので、この工程の結果の表示は割愛します

会話録をレポートに再編集

さらに、「会話の内容を編集してレポートにまとめてください」と指示することで、より洗練された形式に変換できます。

Claude3への指示文

これで、AIとの会話を共有可能な資料に仕立て直せました。

4.図解化でさらに理解を深める

Mapifyの活用

レポートをさらに視覚的に理解しやすくするため、Mapifyを使って図解化しましょう。

使用するツールːMapify

操作手順(詳細な説明は割愛します)

  1. 前段階で作成したレポートをPDF化します。

  2. PDFをMapifyに取り込みます。

  3. Mapifyが自動的にマインドマップを生成してくれます。

  4. 必要に応じて、Mapifyが判断して補足情報を追加してくれます。

作成されたMindMap

無償版のスクショですので解像度の低さはご容赦ください

Mapifyを使用する理由

ChatGPTスマホ版とやり取りしている時点で、AIは彼なりに改善提案を出してくれています。一方で私はもらった提案の一部しか認識しないまま自分の意見を述べているし、そのことの自覚もないままでした。

対話の内容をMapifyでMindMap化するともれなく図解化してくれます。ITツールを使うことでもれやムラが少ない、MECEな資料作成が進む、といえると思います。

注意:無料版には作成した図解をOutputする機能がありません。適宜スクリーンショットを撮り、Wordなどに貼り付けて保存しておきましょう。

ここまでで、朝のモヤモヤした気分を会議資料に変換する手順は終了です。

ぼやきを会議資料にする工程はここまでです。


せっかくなので、この方法を紹介するブログ記事を作成することにしました。

5.A4メモ書きをブログの骨子作成に使う

使用するツールːA4コピー用紙、水性ボールペンPilot V Corn、PCメモ帳

自分自身の個人的な経験をブログ記事に変換するツールとしてA4メモ書きを使用します。

まずは処理のフローをA4メモ書きで書き出す

今まで以上に文字が躍っております

PCのメモ帳に清書する

PCメモ帳にメモ書きの内容を転記する、ここは地味に手作業

手書きのA4メモは書きなぐっている部分もあり、そのままITツールに読み込ませない方がいい情報があるかもしれないので、PCツールに落とし込む際に一度自分の言葉で書き直すことをおすすめします

6.ブログ記事の作成

使用するツールːClaude3 AI

Claude3への指示の出し方

冒頭に指示文、その下に素案をべた張りしておきます
  1. メモ帳の内容をClaude3に読み込ませ、ブログ記事の下書きを作成するよう指示します。

  2. 生成された下書きを元に、自分の言葉で書き直します。

  3. 適宜、画像や補足資料を追加していきます。

  4. 最後に全体を見直し、掲載します。

  5. 完成したのがこの記事です

朝起きてぼやいてから、会議資料作成まで1時間かかりませんでしたが、その後ブログの掲載までは+3時間かかりました。ブログ作成部分ももっと早くできるよう引き続き精進します。

おわりにːブレークスルーの意味

ゼロ秒思考の目標は、自分をブレークスルーすること。
私にとってブレークスルーとは「できたらいいな」を「やってみる」に変えることです。最新のITツールは、両者の間に横たわる障壁を取り去ってくれるはずです。


今回はA4メモ書きを最初のステップではなく、中間処理として使うことで全体のフローがすっきりしました。これにより、従来の方法ではつまづいていた人も、新たな発想の扉を開くことができるのではないでしょうか。

皆さんも、今までの手順から少し離れて、なにか試してみませんか?きっと「あれ、できた!」という新しい発見があるはずです。

ロングセラーːゼロ秒思考

付記:カバーイラストについて

昨日から、ブログごとのカバーイラストを統一感をもって作成できるようになりました。べちこさんの記事の中によい作成方法が紹介されていたので参考にさせて頂きました。
ただ「できたらいいな」と思ってから「やってみる」まで3週間くらいかかってしまったようです。
記事への感謝と私自身の反省の意味を込めてシェアさせていただきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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