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銀行窓口で国債を買ってみた

ネット証券でも株式や国債を買える時代に
あえて窓口で国債を買ってみた


1.何故国債を?

社会人を始めた当初、金利低下により
余裕資金の良い投資先がない状況だった
そのため、金利の低い定期預金や
貯蓄性の保険商品などに資金を入れていた

ときは流れ、現在はNISAやiDeCoを始め
非課税、税優遇で資金運用ができる環境が整ってきた
さらに金利上昇もするようになった

そこで当時、超低金利で預け入れした定期預金を
個人向け国債に変え、もう少し金利上昇の
恩恵を受けようと考えたのだった

2.国債(個人向け)の窓口購入に必要なもの

・総合口座
・銀行印
・マイナンバーカード(なければ代わりの書類)
・時間
・金融商品の理解(国債とその他金融商品など)
・セールストークを受け流すおおらかな心と余裕
・欲しい商品以外にNOを突きつける強い心

最初の3つは良いとして、それ以外は商品理解や
強靭なメンタルが試される
交渉にあたる営業はセールスに慣れており
あの手この手で銀行に手数料が入りやすい
商品を勧めてくる
(こちらのニーズや購入希望に沿わないものも)

それらを適宜、突っぱね続け、提案された商品を
購入する意思がないことを伝え続ける必要がある
(必死の営業トークと悲しそうな顔をみながら)

ちなみに筆者は約90分の間に7〜8ほどの
提案された商品を
「説明はわかりますが、今は必要ないですねー」
「目的に合わないので、いらないですねー」
などと、ことごとく切り捨て続けた

その度に、どうして国債が欲しいのか?
国債と、投資信託等の商品のどこが違うのか
といった理解が問われる場面があり

確固たる運用方針と
国債の商品性、国債で資金運用したい理由を
事前に自身で理解しておかないと

少しの油断で、目的と合わない商品を買わされそうになる(さすが百戦錬磨の金融営業)

3.購入までの時間と手間

◯時間
購入の意思を伝えてから半日(3〜4時間ほど)を
覚悟する事
ここには、国債以外の商品(投資信託、NISA、iDeCoなど)のセールストークを聞く時間が含まれる

平日の日中にこの程度、時間が必要なので
仕事は1日休みの日に窓口に行ったほうがベター
時間の余裕は心に余裕
変な商品に引っかからないためにも
時間には余裕を!

4.国債の購入

◯説明(10分)
商品は事前に調べていたのでスムーズに進んだ

〇書類(約20分)
7〜8枚ほど必要書類の記載
→これが結構大変でそれぞれの書類に日付、住所、名前、生年月日、電話番号などの記載が必要

◯入金等の手続き(10分ほど)
窓口が込み合っていたため少し時間がかかったが
基本的には待ち時間で何もすることはない


5.最後に

若い世代にはネット証券ユーザーが多いと思うが
同じ感覚で窓口に訪れるとかなり手間に感じるだろう

その場で様々な商品の説明を聞けてすぐに、
質問に答えてもらえるという点では良いのだが

セールストークが苦手またはプレッシャーに感じる人、会話が得意でない人は目的の商品ではなく別の商品を買っていた、なんてことも起こり得るだろう。

上記の手間や、リスクを分かったうえで
買いたい商品がまだ決まっていない人、
相談しながら商品を決めたい人は
窓口を利用する価値はあると思うのであった

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