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本日は、「過去問との向き合い方」についてお話しようかなと。

まだ少し過去問に取り組むには早い時期ですが、今のうちからある程度取り組み方は知っておいた方がいいと思うので。

今日のやり方をマスターすることで「本番」に強くなります。

そして普段の自学習も非常に効率的になります。

合理的な勉強ができるようになります。

受験生じゃない人はちょっと先の話にはなりますが、いずれ必要になる時が来るので知っておいて損は無いと思います。

で、その「過去問の取り組み方」とはどのようなものなのか。

過去問5年分を丸暗記せよ

というものです。

過去問ってついつい「実力試し」的な感覚で解く人が多いので、1回解いて、採点して、軽く復習したら「はい、終わり」みたいな人も多いんですけど。

というか受験生時代の僕はまさにそんな感じでした。笑

数学以外はそんな感じでした。

ですが、これだけじゃもったいないんですね。

常々受験の鉄則として、「1冊の問題集を徹底的に反復しまくって潜在意識に落とし込め」みたいなことを言う訳ですが、

これは過去問においても同様です。

過去問だって反復すべきです。
いやむしろ過去問こそそうすべきです。

最終的に同じレベルの問題を解かないと合格できないんですからね。

いわば「ラスボス」です。

過去問を反復して丸暗記するメリットは何なのでしょうか。

当然ですが、数学でいえば問題を見た時に反射的に解法が思いつく状態にするというのは最低限です。

英語でいえば、すらすら全文訳ができる、もしくはいちいち訳さなくても本文の意味が理解出来る、それくらいのレベルです。

他教科についても同様です。
答えが反射的に思いつく状態、いわばこれが「潜在意識レベルに落とし込めている」ということです。

そしてこれだけでは少々不十分ですね。

特に数学などであれば、別の問題集でその問題が出されているのを見た時に、「あ!この問題は2017年の京大の大問3の問題と同じだ!」

みたいに気づけるくらいにしましょう。

よく受験生時代に友人と喋りながら勉強してた時に、

「この問題、あの年の京大の問題とほぼ一緒じゃね?」みたいな話をよくしてました。

僕ではなく、友達が気づいてたんですけどね。笑

「なんでそんなこと覚えてるの?」とよく聞いてたんですが、今思えば彼は反復しまくってたんでしょうね。

全く同じ問題が別の問題集に載っていることもありますし、もしくは同じパターンの問題、その大学の過去問を少しいじっただけの問題などが載っていることもたくさんあります。

そういう問題を見た時に、「あ!これは京大が出しそうな問題だ!」みたいに気づくことができるわけですね。

メリットの1つ目がこれです。

志望校が京大なのであれば、普段の自学習の中で京大の過去問で問われそうな知識や、必要とされる考え、そして似たような問題を自動的に探し当ててくれるようになります。

意識的に探さなくとも、です。
潜在意識に落とし込めているので。

パターンが違っても「京大だったらこういう問い方をしてきそうだな〜」みたいに考えることもできます。

無意識的に合理的な勉強ができるようになるんです。

その結果、

「得意な分野が本番で出た!」
「昨日解いたばかりの問題がそのまま出た!」

というような現象が起きやすくなります。

この「過去問丸暗記」を反復している人は
こういう現象が頻繁に起きるらしいんですね。

無意識的に合理的な勉強ができているからですね。

そしてメリット2つ目。

その大学特有の戦略が身につく、ということです。

僕は過去問の反復をサボっていたと言いましたが、数学だけはきっちりやっていました。

「世界一わかりやすい京大文系数学」という教材を買っていまして。

この本、めっちゃいいです。

例えば数学であれば、一般的な過去問のように年度ごとに問題が載っているのではなく、単元ごとに問題が分類されていて、難易度も区別されていて、それぞれ一問一問にものすごく丁寧な解説が付いているので。

ある程度の難関大学しかこの「世界一わかりやすい」シリーズは出てないようですが、出ている大学の志望の方は超オススメです。

赤本とかってどうしても解説は少なくなっちゃいますからね。、

その本で反復を繰り返したのですが、同じ大学の同じ単元の問題を解いていると、ある程度「戦略」が立てられるようになります。

例えば「確率」の単元であれば、

京大の確率はだいたいこの3パターンの問題を出してくる。

それぞれのパターンで3つずつ解法があるから、まずは問題のパターンを分類して、さらにその中から順番に3つの解法を試していこう、というふうに。

ちょっと高度な話になるので今の時点では何を言っているのか分からないかもしれませんが。

これも1回ずつ解いただけではその戦略も身につかないんですよね。

何回も何回も繰り返し解きまくることで、そういう感覚が研ぎ澄まされてくるというか。

ま、ともかく。

過去問の丸暗記にはかなりメリットがあるので、夏場以降本格的に過去問に取り組む際には、年度を解きまくるというより反復してまずは直近5年分を完璧にすることをオススメします。

ということで今日のワーク。

「受験生は過去問を取り組み始める時期と計画をざっくり立てましょう」

もちろん仮で大丈夫です、ある程度全体的な計画を持って進めた方がいいと思いますので。

受験生以外の方は過去問を丸暗記するメリットを再度整理して貰えるといいかなと!

では!

ニューロン


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