じぶんnote(sumika 黒田隼之介という人生)
この世でいちばん好きなバンドsumikaの世界一のベーシスト黒田隼之介さん(以下、隼ちゃん)が亡くなった。
衝撃的なニュースだった、受け入れられなくて何度も何度も何度も公式のサイトを見てもサーバーがダウンして見られなかった。だけど次々に流れてくる、凖ちゃん急死の記事。
ニュースを知ったのは車の運転中、ロック画面にチラッと見えた文字。そこからわたしは平静を保つことが難しく、手の震えを我慢しながら帰路につく。
何度も何度も何度も何度も、嘘だと言ってくれと色んなSNSを見るけどその衝撃の文字は変わらなくて。優しくて仲良しなsumikaがこんな嘘をつく訳がないと10年間推していたから分かっていた、本当なんだと。
震えが止まらず、涙が止まらず、食欲がなくなり、吐き気がすごくなって、過呼吸になっていた。今でも放心状態で、苦しくなる。
1ファンのわたしがこんな状態になるのだから、ご家族、メンバー、スタッフチームの心が身体が心配でたまらない。もう本当に仲の良い素晴らしいチームなんですよ。
本当につい最近までいっぱい会いに行ってた。会いたい人には会いたい時に会える時に会っておく。死を突き付けられたからこれは大事にしていて、最近完走したten to tenのツアーには当選した広島と愛媛と大阪には全部足を運んだし、10周年の日にはsumika結成の地、横浜に会いに行く予定だった。
楽しそうにギターを弾く隼ちゃん。コードレスになったから走り回れるんですって本当に楽しそうだった。
言葉を選びながらMCで優しく話す隼ちゃん。真面目で本当に真っ直ぐな人。わたしに気づいてくれて反応してくれたくしゃっとした笑顔。忘れない、忘れたくない。
「黒田隼之介という人生させてもらってます」という言葉、ここで終わっちゃった。本当にお疲れ様、たくさんの幸せを、生きがいを与えてくれてありがとう。もうどこも痛くないかな?苦しくないかな?誰も凖ちゃんの終わりがこんな形でくるなんて予想してなかったよね。
どこにも居場所のなかったわたしの心に住処をくれたsumikaチームの皆さん。そして、片岡さん、隼ちゃん、おがりん、荒井さんが作って奏でた曲でわたしは本当に救われて生きてきた。
attic room(ファンクラブ)が優しい場所になっていて、今回すごく救われている。radioとかmovieを読み返すと、隼ちゃんはそこにいるのに本当に居なくなっちゃったの?とまだ理解が追いついていない。
わたしが抗がん剤治療とうつ病で本当に真っ暗な世界に落ちてしまった時、sumikaの音楽から少し離れたことがあったけど「ただいま」と言える場所を守っていてくれた。
今度はわたしが(わたしたちファンが)ずっと待つから他のメンバー、スタッフチームにはゆっくり休んでもらって「おかえり」と言わせてほしい。
だけど、凖ちゃんをなくした皆さんの思いは測りきれない。sumikaの皆さんの選択を、メンバー一人ひとりの人生をわたしは応援している。この思いは直接届かないかもしれないけれど、本当にどんな選択をしても応援する。だって、わたしがどんな状態になっても寄り添ってくれて置いてけぼりにしないで一緒に生きてくれたバンドだから。
神様はsumikaに試練ばかり与えすぎだ。
難しい言葉では伝わらないから、一言で伝えさせてください。愛してます。
おわり。