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できないことより、できていることに目を向ける


 苦手なことにぶつかって、自分の弱みや短所に目が行き、やっぱり自分はダメだと、ため息をついたり、自信を失ってどんどん落ち込んでしまうことはありませんか?

 そんなときは一度、肩の力を抜いてリラックスしてみましょう。
そして、今自分ができていること、強みや長所に目を向けましょう。



強みに目を向ける

 強みとは、例えば「自分は恵まれていると感じ、周りの人に感謝している」、「人を偏見で差別しない」、「ユーモアや遊び心を大切にしている」などです。

  誰にでも必ず強みはあります。
  自分の強みや長所にフォーカスすることで、失った自信を取り戻し、再び前へ進むことができるはずです。

弱みや短所は補う、強みに転換する

   このとき、弱みや短所は無理に直すのではなく、
受け入れる、補う、あるいは見方を変えて強みにしてしまったり、必要最低限の部分だけ学ぶようにすれば、自分への負担を減らすことができます。

   補うとは、苦手分野はアプリ(計算アプリ・カレンダーアプリなど)や便利なツール(タスク管理ツール・翻訳ツールなど)に頼ったり、それが得意な人に任せてしまうなどです。

そして、見方を変えて強みにするとは、「内向的で人前で話すのが苦手」は「思慮深く、物事を深く考えることができる」と言うように、また、「優柔不断」は「物事を複数の視点から考えられる、周囲の意見を尊重できる」など、苦手だと思いこんでいる部分に別の意味を見出したり、視点を変えることです。

 苦手分野を成長の機会と捉えることも、気持ちが切り替わり、取り組みやすくなるかもしれません。

成功者と強み

強みを研究してきた心理学者のドナルド・クリフトンとエドワード・アンダーソンは、「成功者は、本質的に、自分の才能や強みの上に、ライフスタイルやキャリアを築いている。彼らは自分の才能を認識し、それをさらに伸ばしている。弱みに関しては、克服しようとするのではなく、うまくコントロールしている」という研究結果を報告しています。

 成瀬まゆみ(著者)、前山三都里(漫画) 「まんがでわかる自己肯定感を高めるハーバード式ポジティブ心理学」宝島社、2020年、
p158

強みを活かすことのメリット

 強みを生かすことで得られることは多くあり、自信や自己肯定感を高めたり、ポジティブな感情が増えることで、ストレスも感じにくくなります。        
 また、集中力が高まり、能力を発揮できることで、仕事でも成功をおさめやすくなります。
 そして、困難な状況や逆境の中で落ち込んだとしても回復しやすくなります。(参考: ポジティブ心理学実践インストラクター資格取得講座 テキスト③)

強みを知るための方法(強み診断「VIA-IS 」)

もし、強みを見つけることができないのなら、強みを知るための強み診断ツール「VIAーIS」テストを無料で受けられます。

このテストでは、強みを24種類に集約しています。例えば、好奇心、誠実さ、公平さ、創造性・独創性、などです。
 試してみることで自分では気づけなかった新しい自分の強みを発見できるかもしれません。
 試してみてはいかがでしょうか。

強み診断「VIAーIS」(公式サイト)


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