学校の課題は学校で(言い換え)
放任ではない、子との関わり方を模索中です。
子が、プリントを1枚出し忘れました。
本人、担任には、「家にあるはずなので、明日持ってきます」と約束して帰ってきました。
帰宅してから探すも見当たらず、次の日は持たないまま登校。自分からプリントが見当たらなかったと断ることもしなかったそうです。(たまたま担任と直接話す機会があった)
私が担任に「無いなら無いで、自分で断ってもらいなさいって言ったのですが。黙ったままなんて。すみません。」と話すと
「全て完璧に家庭でさせようとしなくていいですよ。そんなに思い詰めないで下さい。私からも話してみますから。」とにこやかにお話下さいました。
あ、この先生は、ゆっくり育てて下さる先生だ。と直感しました。ゆとりがあり、先のことを見据えた上で今を考えて下さっている。
そして、親の大事な役目を見失わないように気付かせてもらえたなと感じました。
プリント持って行かないのは子の責任。けれど、無理矢理させようとすると、そこに子の意志も責任感を伴った行動も無くなってしまう。
親は声かけ見守りをしつつ、あくまで最後の行動は本人に任せるのか。
この、「声かけ見守り」の本当の意味を、私はすっかりはき違えていました。
「声かけ見守り」をして、最後まで親がやらせる、という勘違い。
それは見守りとは言わず、「命令」「監視」です。
そして、学校でした約束は、やはり学校で完結させるのがいいです。そのために本人に罰やペナルティを受けさせるとしても、指示を出した本人(先生)以外は与えることはできません。
「学校の宿題が終わっていなければ、休日の外出に連れて行かない」と一方的に親は決められません。
今まで、課題が終わってから遊ぶことができれば、心置きなく休めることができるだろうと勝手に決めつけていましたから。
先にやった方が楽、と本人が思えるなら、無理にこちらが言わなくてもそうするはずです。
実感が伴うと、めざましく成長します。
今回は、失敗してしまいました。
日曜午後のイベントに一緒に行く約束をしていたのですが、
親『夏休みの課題の残り、週末の宿題を終わらせていなかったら、連れて行かないよ。』
と言ってしまいました。
↓
・課題は学校から与えられたもので、親が無理に終わらせようとさせなくていい
・ペナルティを受けるならば、課題を出した本人から受ける
・本人の実感を伴わないと、早く終わらせる価値を見いだせず、言われるがままにやるだけになってしまう
↓
親『課題を終わらせないと連れて行かないと言ってしまったけれども、訂正させて欲しい。イベントにはぜひ、一緒に行こう。いつまでに終わらせるかは、先生と約束してるはずだものね。親が勝手に決めていいものではなかった。ごめんなさい。ただ、終わらないからイベントには行かないで、課題に取り組むっていうのがあれば、それはもちろん受け入れるよ。会が終わってから取り組むのも、もちろん任せる。自分で決めていい。けど、先生との約束は、守るんだよ。』
(実際に守れるかどうか、課題が間に合うかどうかは、ここでは問えない。守ろうとして、自分でスケジュールを考えて行動を起こすことが一番大事。)
朝、こどもが起きて、話ができる雰囲気になったら、そう話してみます。