今日投稿すれば385日連続!もっと見たい!とのこと。2024(令和6)年10月19日(土)『ヘアスプレー』と「キャンプ」。

『ご自由にお書きください』とのこと。どうもありがとうございます。
 手元に雑誌がある。『ヘアスプレー オフィシャルガイド』だ。ムック本というべきか。発行は日経BP社。2007年に公開の映画『ヘアスプレー』を紹介する内容である。表紙に「ザック・エフロン ニッキー・ブロンスキー 来日密着レポート」とあった。出演者らしい。頁をペラペラ捲る。ミュージカル映画だった。二度目の映画化のようだ。一回目の映画作品は1988年、監督はジョン・ウォーターズ。カルト映画の巨匠だった。
 過激あるいは悪趣味と評される作風のジョン・ウォーターズだが、個人的には好きだ。その芸風に惹かれるのが理由の一つ。他には彼の自伝的映画とされる『I love ペッカー』の主演がエドワード・ファーロングだからだ。『ターミネーター2』での演技が好きだったけれど、そのキャリアは私生活のトラブルが原因で崩壊しており、お目にかかる機会は激減している。彼の姿が見られる数少ない作品を作ってくれたジョン・ウォーターズには、感謝の言葉もない。
 それはそれとして、その作風だ。この悪趣味なテイストが心地よい。だが自分で再現しようとしても上手くいかない。常識に囚われた、ありきたりの無難な線に落ち着いてしまう。それではつまらない。どうすればいいのか?
 ジョン・ウォーターズのWikipediaの関連項目にキャンプ (様式)とあった。その意味をWikipediaから引用する。
 ↓ ココカラですよ、ここから!
 英語圏の美学・文芸批評などで使われる用語のひとつで、大げさに誇張された振る舞いや、過度に装飾の多いけばけばしいファッションなどを意味する。また、わざとらしさ・俗っぽさ・泥臭さを意識的に活かした芸術表現もこう呼ぶ。一般に、同性愛者の美意識や価値観を表現・理論化するために用いられてきた。
 ↑ ここまで
 ジョン・ウォーターズはゲイであることを公言している。なるほど、彼の作品の味わいには、そういった成分が出汁のように作用していたのか!
 その作風の構成要素であるLGBT成分を、私も身に着けるべきだと悟った。しかし、その気のない人間に、そんなことが可能なのか? 普通にできるものではないだろう。どうすればいいのか?
 今ちょっと思いついたのが、そういう人たちの発展場で取材することだ。しかし、結局は冷やかしにすぎない。当事者たちの感情を損ねる振る舞いはしたくないので、断念する。せっかくの紅葉シーズンだ、そういった趣味の皆さんが集うキャンプ場にでもキノコ狩りを兼ねて足を向けてみようかなと考えていたが……私は本当に愚かだった。自分の部屋にこもり異性装をすることでキャンプの感性を身にまといたい。キノコはマイタケでも買ってきて鍋に入れて出汁を取ってから食べるとする。

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