『ヤサ男の夢』

私は男性でもヤサ男でもありません。
これ、山崎まさよしさんの曲のタイトルです。

一度ハマるととことんハマるという性質をもつ私ですが、今はこの曲にハマっています。

山崎まさよしさんは、最近（一年位前？）、歌わないコンサートで少し良くない方向で話題になってしまったものの、大学生の頃（2000年前後）もっとも聴いていた、大好きなアーティスト。

と言っても、ライブは一度行ったくらいかな。

山崎まさよしさんの魅力はここでは語り尽くせませんが、本当に音楽というか、音を楽しんでいる感じがとても好きだし、歌詞の着眼点も好き。そして歌のうまさ。唯一無二の声。
ライブではギター弾きながらハーモニカ吹いたり、ピアノも弾いたり、多才な人です。本当に音楽が好きで好きでたまらないんだろうな。

山崎まさよしさんとの出会いは、中3のとき。
友達と、ミニシアターで上映していた『月とキャベツ』を観に行ったのがきっかけでした。（なかなか渋い中学生じゃないですか）

このときの主題歌が、『One more time, one more chance』だったのですね。そして、その足でＣＤ屋さんへ行き、初めて買ったＣＤがこれでした。
（ちなみに、このときの主演も山崎まさよしさん。なので、最初は俳優さんなのかと思っていました）

本格的に好きになったのは大学生のとき。『One more time...』が最初の出会いだったので、バラードのイメージがあったのですが、いろんなタイプの楽曲があることを知って、ハマりました。

その中でも『ヤサ男の夢』は、割とコミカルに振り切った曲だと思います。
最初に曲ができたのでは？と踏んでいます。絶対に楽しんで作った曲だということが伝わってくるのです。

まずは、ぜひ聴いてください。

イントロから、何かが始まりそうな感じが満載。
そして、『流し目の～』で、期待度MAX

タイトルの通り、ヤサ男の夢というか妄想なのですが、
優しい（弱い？）優柔不断な男がみる、
スリルと危険のある恋の夢（妄想）
という対比だったり、実は緻密に作られていることがわかります。

一番好きな部分が、間奏の、「ププププ～ププププ♪」という楽器のところ。この楽器を使いたいがために作った曲なのでは？とも思ってしまいます。ちなみに当時から気になっていたのですが、調べたところ、「カズ―」という楽器で、安いものでは数百円で売っていました。買っちゃおうかな。
世の中には知らない楽器がたくさんありますね。。

たぶんこのヤサ男は、彼女もいなだろうし妄想しているだけなんだけど、一人の生活も楽しんでいるんだろうな。そして結局はスリルで危険のある恋に溺れることもなく、ちゃっかり幸せな結婚をしていいパパになるんだろうな、という妄想まで膨らんでしまいます。

山崎まさよしさんの楽曲でまだまだ知られていない名曲、たくさんあると思います。

『ふたりでPARISに行こう』
は、こないだパリに旅行に行ったときにずっと脳内で流れていたし。

初期の頃の、『中華料理』『心拍数』なんかも好き。
『水のない水槽』『僕はここにいる』も名曲。

『ピアノ』は自分で耳コピして弾いたりもしていたな。

しばらく自分の中での山崎まさよしブームは続きそうです。

『月とキャベツ』もまた見たくなりました。