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【詩】尊厳死

さながら幼少期と老年期は似ている。

明確には違うだろうが、幼少期と老年期は一体化している。

あるいは老年期になると幼少期が思い出される。

町が綺麗に見える。

私はまだ青年だが、精神障害のおかげでそれらを知った。

どうしてかな、私はこの町に生まれ、

この町を忘れ、そしてこの町に帰った。

精神的な意味で、自分が生まれた場所を知っているからこそ、

人はちゃんと死ねるのだと思う。

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