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詩シリーズ

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#創作大賞2024

[詩] どうか私が他をなぎ倒すそのやり方では、大切なものを失うと気づけますように。

[詩] どうか私が他をなぎ倒すそのやり方では、大切なものを失うと気づけますように。

私よ、おまえが他を犠牲にするやり方でいずれは束の間の成功を手にすることもあるだろう。

それ故に全てを手に入れ、名誉の絶頂にのぼる時もあるだろう。

だがそれでは、おまえを支えた世界の一番重要な支柱を自ら打ち倒すことになることをおまえはまだ知らない。

どうか私が他をなぎ倒すそのやり方では、大切なものを失うと気づけますように。

身体不調はその報せである。

【詩】感じる、夏

【詩】感じる、夏

よづきさんの企画への、応募作品です。

【感じる、夏】

この夏の日射しに、私は溶けてしまいそうだ。

高くそびえた入道雲、虫の鳴く音、忘れていた夢。

高く抜けた青は、私たちの心までも青くする。

ずっと、子どもたちの無邪気に、私を留める。

子どもたちは、ただ夏を感じている。

ただ感じている。そこに理由など、なかったんだ。

アイスがべたべた。列をなすアリの螺旋。

もうすぐ、盆が来る。

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[詩]後進曲

[詩]後進曲

私を一つまた見つけるの 世界に投げかけたらね

私の分身が還って来るの

私は幾度とそれを受け取って

世界の繊細を深めていくの

私の邪魔をする者はいないわ

だってみな不遜な成功者だもの.

さあ愉快に私の人生を始めましょう..!