継続雇用も転職もしないで戦略から働き方を選択する生き方
今回はミドル世代で会社勤めの方なら定年前に一度は悩む転機、継続雇用か転職かというテーマで書きました。タイトルに興味を持っていただけたら最後まで読んでみて下さい。
私なりの結論をお伝えすると、この話は「シニア起業」チャレンジもさもありなんということです。
定年という概念を持たない働き方を選択してみようと考えた時は、「30年積上げた社内評価や人脈をリセットする事への迷い・不十分な自己理解・人生1回きりだからやったもん勝ち・かすかな手応え」という感情や悩みが入り混じり整理がつかない状態でした。それを乗り越えて今に至っております。
<目次>
ミドル世代に沸き起きる転機
あなたの働く目的は?
戦術より戦略が重要
お知らせ
ミドル世代に沸き起こる転機
会社で中堅と言われるミドル世代に近づいてくる頃から、取り巻く環境に変化も起き始め、様々な転機を経験してきたと推察します。
健康・収入・出世・左遷・出向・離婚・介護・相続・教育・子の結婚・独立、退職など数え上げたらきりが有りません。1つ1つの不安要素は人ごとに違い、悩みの深さも色々。
人は自分だけが悩んでいると思い込みがち、でも実際には分からないだけで多くの人が悩みを背負いながら生活している事実は今も昔も変わらずです。
本当に困った際には、一人で抱え込まないことが大事。
周りの寄り添ってくれる友人に相談して、それでも先が見えない場合はその道の専門家に相談することをおススメします。
あなたの働く目的は?
1989年バブル期の企業戦士を鼓舞する栄養ドリンク剤:RegainのCM覚えてますか?「24時間戦えますか」。時任三郎さんが出ているアレです。
今だと24時間というフレーズは「アウト」ですよね(笑)。
若いころの自分は「とにかくお金を稼ぐために働くのが本音」、そのために労働力を昼夜提供してきました。
当時は年功序列の人事評価制度が主流で、若手は正直稼げてなかったという印象が残ってます。残業もちゃんと申請してなかったし涙。
新卒で入社する人がスキで始める「ライフワーク」。
何十年かそこで働くと転職できなくなる金額をもらえるようになり、希望通りの部署や仕事に就けなくなるとなれば退職するまで「ライスワーク」だといつの間にか割り切れるようになってませんか?
稼ぐために何かを犠牲にし、休日も返上して人の何倍も働くのが美徳だと刷り込まれていたことに気が付いた頃には既に若手ではなくミドル世代に到達。我々のキャリア時計※の針は戻りません。
※【年齢を3で割るとその人のキャリア時計になる】
この機会に「自分が何の目的のために働こうとしているのか」、改めて考えてみませんか?
解は自分の中にしか有りません。
目的を明確にするとこの後話をする「戦略」が明確になります。
戦術より戦略が重要
ビジネス・マーケティングには戦略と戦術という2つの考え方が有ります。(尊敬しているむねお所長もよくこの話をされます)
戦略とは…進むべき方向性・シナリオ。WHAT(目的)
戦術とは…手段・オペレーション。HOW TO(手段)
戦術は戦略を実現する為の手段であり、具体的な方法を指しています。
某元首相があるTV番組で「選挙はシナリオがすべて。重要なのは戦略です」と言ってました。
ミドル世代のご相談者がキャリア相談で訴える悩み事の多くは、「戦術」です。
悩んで考えるべきは「戦略」、なりたい自分、あるべき姿だと思います。
是非この点を押さえてあなたの抱えているモヤモヤを解消して下さい。
余談ですが上場会社の経営者でも戦術を戦略だと思い込んで経営をしている事があります。IR資料を継続して見ていくとその辺が分かります。
直近相談があった30代のN氏のケースを紹介します。
私は上司との面談内容を全て聞き終えてから、彼に1つ尋ねました。
私:「海外勤務の先に目的は持ってますか?」「どんな目標?」
N:「頑張れるだけ海外で頑張り、ビジネスの種を見つけたら向こうで起業して永住したい夢があります」。
幼少時代に隣国で海外生活を数年経験しているN氏、将来のライフプランを意識している事も確認できたので、迷わず受けてみることを後押しさせていただきました。
<N氏のケース>
目的(夢)
:海外移住、海外で起業
↓
戦略(方向性)
:英語や現地語でコミュニケーションを不自由なく行える語学力を磨く
↓
戦術(手段)
:マンツーマンで専属の語学教師を雇う
このような整理になりました。
お知らせ
最後まで長文を読んでいただき、ありがとうございました。
1週間ぶりなので気合が少し入りすぎました。
現在は働き方改革重視という流れの中なので、
仕事と家庭の両立を目指しながら、働く目的をもう一度しっかり確認していただきたいところです。
目的は常日頃から意識し、戦略を立て戦術の流れで考えてみてください。
モヤモヤした何かを感じている方は、
ライフワークをサポートする@HIKARIEでご相談をお聞きする事も出来ますのでお気軽にご連絡下さい。
また次回、楽しみにしてください。