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どんなに涙が出そうでも、人前では泣きたくない(エッセイ)

★このnoteは、前に投稿したnoteを、加筆修正したものです。


小学生低学年の時の私は、泣き虫だったと思う。

今思い出すと自分で自分にイライラしてくるくらいには、泣き虫だった。

わがままで…最悪。

でも、成長するにつれ、段々と泣くことはなくなった。

そして、そんな子供の頃に逆行するかの様に、私は出来る限り人前では泣きたくない。泣く姿を見せたくない。

そう思う様な人間になった。

何で『嫌だ。』と、ここまで頑なまでに思う様になったのか。それは私自身にも良く分からない。

泣きたくないと思っていても、溢れてしまった事は何回かある。

けれど、それ以外では、私は泣いていないと思う。

大人になるにつれ、簡単に泣く事も出来なくなった。

さっき、何でそう思う様になったか分からないと綴ったが、一つ思った事はある。

私が泣きたくない思う理由の一つ。

それは……


私には泣く資格がない。


そう…思ってるからだと思う。

泣くのに資格とか、そんなものはいらない。

けれど、私はそう思わずにはいられない。

本当に泣きたい時は、そんな事考えもせず自然に、それこそ、嫌でも溢れて止まらなくなるものだと思うけれど、私はとにかく、資格がない。そう思うことが多いのだ。

人前で泣くことは恥ずかしくて、資格がなくて、嫌な事。

そう、私の頑ななココロが言っている。

けれど、そんな事を書きながら、家ではドラマとかドキュメンタリーとかで良く泣く私(笑)

そんな私の、今の気持ち。

いつ決壊するかわからないけれど、この思いは、暫く揺らがないと思っている。

揺るがないと思っているけれど、崩れる時は一瞬で崩れる。

そんな予感がしてる。


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