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むりやり笑うのは良くないと思うんだが

昨日、「笑い」について書いた。

自分の記事の下の方に関連記事が出てくるのだけど、
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」
みたいなタイトルの記事がそこそこの本数出てきて、
「いやいやいやいや、因果が逆やろ!」
ってツッコミを入れると同時に薄ら寒い気持ちになった。

中には「ツライことも悲しいことも笑って吹き飛ばせ」なんて書いてあるものまである。
それって無理矢理ポジティブシンキングと一緒やんけ。

嬉しい楽しい面白い幸せだから笑うのであって、
ツライことや悲しいことに遭遇したら、
ちゃんと怒ったり泣いたりしないと駄目だよ。

嫌なことを笑って無しに出来るなら「感情労働」なんて言葉は生まれない。
嫌な客、うるさい客、クレーマーにも笑顔で対応しなければいけないから、
心が磨り減って最悪病むんだろ。

確かに口角を上げる、意図的に笑顔を作ることで気分が上がることはある。
それは昨日、自分の記事でも書いた。
でもそんなのは緊張している時に深呼吸する程度の効果しかないよ。

怒りや悲しみを解消しないまま潜在意識の底に沈めて蓋をすると
いつしか原因不明のストレスになって心身を病むよ。
子供の頃にそういうことをしてきた人は、発達性トラウマを負ったりアダルトチルドレンになったりして、大人になってから苦しんでるよね。

感情コントロールとかアンガーマネジメントなんてのもあるけど、
理性でコントロールするのは過剰な感情と、
そこから生まれる行き過ぎた行動(怒り狂ってパワハラモラハラとか悲しみのあまり自〇を試みるとか)であって、
逆張りは的外れも甚だしい。

笑いが欲しければ、お笑いやコメディを観たり、美味しいものを食べたり、
親しい人と遊びに行ったり、かわいい動物や綺麗な景色を見たり、頑張って目標を達成したりっていう、笑いや笑顔の素になる材料を揃えることだ。

喜怒哀楽には素直になろうよ。







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