転職・副業の道のり
最近、転職・副業に向けて色々と動いていましたが、その末に気付いたことがあったので書いていきたいと思います。
ステータスと転職動機
転職動機は2つあります。
1つは年収アップです。
私の手取り月収は26万円ほどです。カツカツという訳ではありませんが、もう少し余裕が欲しい。その理由としては、昨年車を購入したことと、親が払ってくれていた保険料を自分で払いだすので出費が増えたこと。そして近々犬を飼いたい(それもシュナウザーなのでトリミング代もかかる)ので、それに向けて貯金をしたいと思っているからです。
2つ目は、もっとチャレンジをしたいから。
正直、仕事へのモチベーションは高い方だと思っています。休日も仕事関連の勉強をしたり、業務時間外の研修にも自費で参加したりしています。何様なんだという感じですが、収入と頑張りが見合っていないと感じる所存です。
一方で、今の会社に対して過度なフラストレーションはなく、今すぐに転職をしたいという訳ではありません。多少の不満感や、時には「くそ!こんな会社やめてやる!クソ上司が!マジファッック!」と思うこともありますが、比較的裁量権もも大きく、やりがいもあるので「とりあえず動き出そう」くらいに転職活動を開始しました。
具体的に何をしたかと言うとビズリーチに登録しました。実績としては1か月で10件ほどスカウトを頂きました。「ないな~」と思ってもとりあえず話しを聞いてみました。
エージェントさんと話をしているとマッチングアプリを思い出します。表層的には丁寧で物腰柔らかに接してくれますが、「コイツあんまり転職する気がないんだな」と思われると、場外に追いやられるような気持になります。
やっぱ転職じゃないかも…?
沢山のエージェントさんと話し、私が求めているのは転職ではないと気付きました。なぜかというと冒頭でも話しましたが、今の会社でのポジションにはそれなりに満足しています。他社の話を聞いていると「良さそう」とは思っても内情までは分かりません。今よりも状況が悪化する可能性もあります。今の会社に留まることと転職することのバランスを考えたときに、やはり現職を続けるという結論に至りました。多少給与が低くても、果を出すには今の環境が最適なんだと思いました。
ということで、今度目を向けたのは副業です。
副業といっても、最近よく耳にするようなアフィリエイトや転売、SNS運営みたいなものは正直あまりやる気が起きませんでした。以前、ライター業を体験するためにココナラで記事を受注したところ、自分の興味のわかない分野を指定の文字数で書くことが思った以上に辛かったのと、文章を書くのに時間がかかりすぎてしまい非効率だったのです。そのため、できれば本業とリンクする領域で副業を探すことにしました。中でもスタートアップやベンチャーの方がチャレンジの幅が広いと考え、アマテラスやサンカク、ウォンテッドリーに登録してみました。
しかし、それが思った以上に難航します。コンタクトを取れた企業にアプローチをしてみても副業のポジションがなく門前払いされる日々でした。「不本意な結果となり」で始まる文面には、たとえ本業探しではなくても心折れました。
転職・副業トリップから学んだこと
思ったのは、そんなに副業って簡単じゃなかったんだということです。Youtubでは「誰でも副業できる!」というメッセージをよく見かけますが、仕事を選り好みする私には当てはまるはずもなく、一定の副業収入を得るには壁が高いということが分かりました。
本業の専門性で勝負しようと思っても、自分の専門領域が狭いし、広汎なニーズがある訳でもないため副業先も見つかりづらいということが分かりました。だとしたら何を強みにしていけば良いのだろうとかなり悩みました。
そうして、ふさぎ込む中でふと思ったのですが、本当はもっと違う潜在的なフラストレーションが隠れていた気がします。それは日々が充実してないとか、もっと評価されたいとか、焦りもあったのだと思います。それを埋めようと必死で不満のぶつけ先を探していたんじゃないかと思いました。
今の時代、1つの会社にとどまるキャリアは良くないとか、副業をして収入経路を多く確保した方が良いという情報が散見されますが、それを表層的にとらえていると今回のように空回りをしてしまう気がするので、着実に目の前の仕事をしたり、仕事以外のプライベートを充実させたりすることが大事だなと感じました。
という訳で今回は転職も副業も叶いませんでしたが、自分が思うこと・感じたことをしっかり分解して、何をしたいのかを感じ取ることって大事ですね。