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ひきこもりが立ち直るための環境づくり〜準備編〜 【返金保証有】

当記事は、ひきこもりの我が子を救いたい、
助けたいという思いを持った親御さんへ向けて書いてます。

そして、この【note de セミナー】では、
この問題を解決する力を身につけるための、
必要な知識や考え方をお伝えするものとなっています。

そのため、どのように声をかけたら良いかなどの、
子どもへの接し方は、基本書かれていませんので、
ご理解の程よろしくお願いいたします。



家庭内で、ひきこもりという問題を
改善、解決したければ、
『いかに環境を作り上げるか』が
最大の肝になります。

なぜなら、『環境』は人を変えるからです。


素行の悪い連中とつるみ、
そういった環境に身を置き続ければ、

どんなに真面目で、気の優しい人でも、
素行の悪い連中と同じような行動や
言葉を使うようになります。

そのくらい、環境が与える影響は
大きい
ということです。


『環境』というのは、その人がいる場所であり、
その人がいる場に携わる人です。


ひきこもりになっている子どもがいる場所は、
今住んでいる家であり、
そこに携わっている人というのは、
家族であり、あなたです。


「環境を変える」と聞くと、
新しい土地に移り住むとか、
職を変えたり、転校したりすることを
イメージされやすいかと思います。

今いる場所から離れ、心機一転することで、
やり直しやすい環境になるというのも一理ありますが、

仮に、ひきこもっている子どもとも話し合って、
どこに移り住むかを決めたにしても、

一般的に言われる「普通の生活」に戻れるかも、
保証はありませんし、

親御さんは親御さんで、
今の職場に通える場所であったり、
今の慣れた生活が少し変わる程度であれば良いですが、

極端な例ですが、都心から離島へ移り住むとなると、
職を変えなければならないでしょうし、
これまで慣れていた生活もガラリと変わり、
新しい土地でやっていけるかも不安になるかと思います。

引越しなどにかかる費用など、総体的に見ると、
それは、まるでギャンブルのように、
何かとリスクの方が大きいのではないでしょうか。


上述したように、

『環境』というのは、その人がいる場所であり、
その人がいる場に携わる人であるため、

ひきこもりになっている子どもがいる場所は、
今住んでいる家であり、
そこに携わっている人というのは、家族であり、あなた。

で、あるならば、
今の家庭環境を変えてしまった方が、
余計なリスクを負わずに済むのではないでしょうか。


『ひきこもりが立ち直るための環境』は作れます!

そのためには、
どのような環境を作っていけば、
ひきこもっている子どもが立ち直るのかを、
あなた自身が知っておくのが重要だと僕は思っています。


なぜなら、

僕がこれまで、ひきこもりの相談に携わってきて、
その都度感じさせられるのは、

『環境づくり』において、今、自分達が、
どの段階にいるのかがわからない、
もしくは、どの段階の環境に着手する
必要があるのかが見えていないために、
アドバイス通りのことがちゃんと出来ずにいたり、

アドバイスをする側もする側で、
環境づくりの全体像が見えていないままに、
相談者にアドバイスをしていたり、

これは本当に酷いなと思ったのは、
どこかの偉い先生が言ってたという理由だけで、
再現性の低い成功例を、
そのままアドバイスをしていたり、

たまたま一件成功しただけの、
科学的な根拠も何もない成功例を
そのままやらせようとしていたりと、

相談者や、相談者の子どものことを、
ちゃんと考えずにアドバイスを
しているのを見たことがあります。


これでは、改善や解決できるものもうまくいかず、
思うような成果につながらないのは当然です。


「ひきこもりという問題を解決していく」というのは、

それは家を建てるのと同じで、
どんなに上等な柱を使っても、
どんなに上質な素材で家を建てようと、

設計図をはじめとした、土台や基礎がなければ、
ちょっとしたことで簡単に潰れてしまいます。


悩みを抱える方のスタンスというのは、
専門家やアドバイザーの指示に従っていれば、
問題が解決すると思っている方も多いと思います。

悩みを抱える方の心理というのは、
そういうものだと僕は思うので、
それはそれで構わないのですが、

特にひきこもりという問題においては、
上述したように、
アドバイスをする側も、
問題解決の道筋(全体像)が見えてなかったり、
再現性のないものをそのまま相談者に
アドバイスをしていることがあるため、

相談する側も、
誰にアドバイスを求めたら良いのか、
誰だったら、自分の抱えている問題を
ちゃんと解決に導いてくれるのかを
見定める目を持っておかないと、

いつまで経っても問題が解決せず、
堂々巡りをする羽目にもなりかねません。


このようなことにならないためにも、
あなた自身も、少なくとも、
最低限の知識は持ち合わせておくと良いでしょう。


専門家やアドバイザーに、
問題の解決を丸投げして、
その指示通りに従うにしても、

先行きの見えないまま問題に対処するのと、

先行きが見えない状態

解決への道筋がちゃんと見えている状態で
アドバイスを受けるのとでは、

進むべき道筋が見えている状態

あなた自身のモチベーションにしても、
自分が何をやらされているのか、
何のために今それをやっているのかの
解釈も違ってくるでしょうし、

何よりも安心して問題と
向き合えるのではないでしょうか。


『環境づくり』というのは、言うなれば『戦略』です。

ひきこもりの子どもが、
自らの意思で立ち直るために、
環境を整えていくという『戦略』です。


あなたが、誰からアドバイスを受けようと、
実際に現場で環境を作っていくのは、
あなた自身です。


これから、何回かに渡って、
あなたの子どもが、
自らの意思で立ち直るための『戦略』と、
その戦略による効果をより発揮させるための『知識』

お伝えしていくわけですが、

今回は、これからの『環境づくり』の準備として、

《あなたの子どもの現在の状態》と、
《あなたと子どもとの関係性》を、
正しく把握してもらいます。

もしかすると、これらについては、
もうすでにわかっていると思うかもしれませんが、

あなたは、ひきこもりには段階があり、
その段階によって、関わり方も
変わってくることをご存知でしょうか?


「子どもへの関わり方」も、
『環境づくり』の段階ごとに変わってくるため、

この『戦略』がわかっていれば、
自分の関わり方が、今の子どもの状態に
適しているかどうかの判断もつきやすくなります。



今回お伝えする『環境づくり』の準備というのは、
医者でいうところの『診察』です。

大きな病気や怪我で例えるなら、
まず、医者がやることは「診察」ですよね。

「診察」をした後、「治療」→→「リハビリ」
といった具合に、

患者さんの状態を正しく把握した上で、
治療に取り掛かり、その後の経過を見ながら、
薬の量を変えたり、処置を変えたりするかと思います。

そして、日常生活に戻れるように
リハビリをしますよね。

段階ごとに、その段階にあった処置を施しながら、
問題を解決していっているのがよくわかります。


「お腹が痛いから治してください!」と、
いきなり病院に駆け込んでも来られても、

「お腹が痛い」という情報だけでは、
医者は治療に着手できないように、

どのように痛いのか、
どのあたりが痛むのかなど確認した上で、
お腹が痛い原因を特定し、治療に取り掛かります。

なぜ、この手順が必要なのかは、
あなたもご存知ですよね。


正しい治療を行うためですよね。


「お腹が痛い」という情報だけで、
「お腹が痛い=食べ過ぎ」、「お腹が痛い=便秘」などの
勝手な思い込みで治療をしたり、

患者の状態を把握せずに見当違いの治療を施せば、
お腹が痛いのは治りませんし、

場合によっては、重大な事故を招いたりと、
もっと大きな問題へと発展してしまう恐れもあります。


ひきこもりという問題もまさに同じです。

医者が、患者の状態を正しく把握し、
それに適した治療を施すように、

「子どもがひきこもりになったから、
 どうにかしなくては」と、
漠然とした状態で問題を解決しようとしたり、

「ひきこもり=怠けやサボり」
「ひきこもり=国民の義務を果たさない愚か者」
などの思い込みで、この問題を解決しようとしたりすれば、
大きなトラブルに発展してしまいます。

ひきこもりが関係した過去の事件を見てみると、
親子の関係が大きく影響していることがほとんどです。


ひきこもりというのもまた、
子どもの状態に適した対策を
していかないことには意味がないですし、

上述したように、
実際に環境を作っていくのは、あなた自身です。

ですので、ここでしっかりと、
子どもの状態と、
あなたとの関係性を把握しておきましょう。

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