簡単にできる集中力の育て方
「お熱出ちゃったのでお迎えお願いします」
久しぶりに、保育園からの残念なお電話。
2歳の息子のクラスでは、今手足口病が
流行っているらしく、移ってしまった様子。
元気はありましたが、
お家でゆっくり過ごすことにしました。
でも、かわいそうなのは発疹の痒さ。
これだけはどうしようもありません。
「かゆい〜!」とグズる中、
いそいそと自分から絵本を持ってきた息子。
持ってきたのは、新井洋行さんの
「ぎゅう ぎゅう ぎゅう」という絵本。
子どもを「ぎゅう」とハグできちゃう
かわいいストーリーで、
触れ合い遊びにもってこいの絵本です。
病気と頑張って戦う中、
「ぎゅう」して欲しいってことかなぁと
こちらが泣きそうになりながらも
心を込めて丁寧に読み、
ハグしてあげました。
すると落ち着いたのか、
グスるのをやめ、静かになった息子。
これはもう、絵本タイムにしよう!と
図書館で借りてきたばかりの絵本を用意。
その数、およそ15冊。
いつのまにか8歳のお姉ちゃんも横に来て、
3人でゆっくり絵本タイムです。
絵本1冊1冊は短くても、ゆっくり読むと
1冊だいたい2〜3分。
全部読み終わった時には30分以上経っていて、
とっくにお風呂の時間になっていました。
2歳の子が30分以上集中していられるなんて!
その間、グスることもなく
じっと読み聞かせを楽しんでいた息子。
いつの間にか、こんなに長い時間
集中できるようになっていたんだなぁと
驚きでした。
上の子の時もそうでしたが、
絵本は子どもの集中力を伸ばしてくれます。
始まりと終わりがはっきりしている絵本。
「終わるまで静かに聞く」という
集中する流れがとても作りやすいのです。
初めは短い赤ちゃん絵本から
読み始めた子も、
成長するにつれ、少しずつ話の長い本を
聞けるようになったり
何冊も読み聞かせを聞いていられる
ようになったり
いつのまにか集中できる時間が
長くなっていきます。
そして、絵本で培われた集中力は
やがて遊びや勉強にも広がっていきます。
小さい頃からの習慣で
いつの間にか集中力まで身についているなんて
ありがた過ぎる…!
集中力は
一朝一夕で身につくものではないからこそ、
小さい頃からの積み重ねが大切です。
楽しく絵本を読みながら、
無理なく集中力まで育ててしまいましょう♪
絵本で
【学力×応用力×心の豊かさ】をはぐくみ、
社会で活躍する賢い子どもを育てる
絵本教育アドバイザー スダ ノブコ