与えられて気づくもの
体調を崩した。
体調を崩すたびに気付かされるものがある。
それは人の優しさだ。
体調を崩すたびに、何か必要なものを届けてくれる人や、心配してくれる人、気遣ってくれる人、いろんな優しさに触れる。
その度に、なんて人は優しく、あたたかいのだろうかと思う。
その一方で、私は普段人に優しくできているのだろうかと毎回振り返る。
そして、毎回こんなに優しくできていないなと反省する。
最近になって身をもって実感してきたのが、与えることこそが喜びであり、大きく言えば愛なんじゃないかということだ。
自分の物や時間、優しさなどを惜しげもなく与えてくれる人がいる。
そんな人を見て、これまではなんて優しいんだ。と思う反面、なぜそこまでできるのだろうか。と思っていた。
しかし、最近になって、自分がどれだけ物を持っていたり、与えられたりするよりも、与えることのほうが喜びが大きいような気がしてきた。
物を自分が持っていても、ただそれだけのことだ。与えて、手放すことで、相手の喜びになり、自分も良い気持ちになる。
まだ上手く言葉にできないがそんな感覚だ。
そんなことを思いつつ、言いつつ、まだ与えられる人には、なかなかなれていない。
これまで与えられてきた分、与えられる人になりたい。