私の朝ごはん

私の朝は、白ごはんとお味噌汁から始まる。

シンプルイズザベストってやつ。

熱々のお味噌汁は少し冷えた身体に染み渡って、みるみるうちに手先・足先まであったかくしてくれる。「“染み渡る”ってよく言ったもんだよな〜」なんて思って、ふふっと一人で笑ったりする。

本当は、漬物とかサラダとか卵焼きとか付けた方が良いんだろうな〜と思いつつも、朝の支度（洗顔やハミガキなど）を終えたら、ご飯を用意する気すら起こらない、そんな私は怠惰な人間。

結局、自分の最大限のパワーを使ってお湯を沸かし、乾燥ワカメを器に入れて、出汁の素を入れ、お味噌をお湯で溶く。

だけど余力がある時に切っておいた大好きな細ねぎがあれば凄く良い。お味噌汁って材料を入れたら入れた分だけ、より美味しくなるね。不思議。

白ごはんは、前の夜に炊いておいたのをレンジでチンして食べるのが基本。
幼い頃、細くて体があまり強くなかった私に、父が「体をしっかりさせる為に、朝は白ごはんを食べなさい」と言ってからというもの、パンが好きだった私も今じゃ誰に言われなくたって白ごはんを食べる。

思い返すと、学生時代は朝の限られた時間にごはんを詰め込むのが苦手で、気分が悪くなったりもして、涙目で玄関のドアを開けてたなぁ。

そう思えば、ゆったり食べられるようになった今が素晴らしいと感じる。ちゃんと味わえるし、量もある程度食べられるし、手を抜いたと思われがちな朝ごはんも、なんだか幸せだなぁと思えたりするのだ。