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あんまり言いたかないけど早期退職のデメリットについて【元地方公務員】
いいことばっかりじゃありません。
早期退職!無職!ニート最高!!
だなんて、手放しで喜べるもんじゃありません。
あまり今まで積極的には書いてきませんでしたが、デメリット、不都合、問題点などややネガティブな部分について記します。
記していいですかね??
最近はFIREやら早期退職を目指して日々努力している方々もいるでしょうし、もしかしたら腰を折ることになるかも。
でも、以下に記述する「この辺」押さえてもらって、あらかじめ対策を講じておくと、後々快適になるかもですよ。
1.常にお金の心配
これは前にもnoteに書いたことがある。
正直退職してから、ほぼ毎日お金の心配と計算ばかりしていました。
毎日、です!
いちおう、予定どおり年金さえ支給されれば、80歳まで安泰、というライフプランではあるけど、いつ、どんな急激な支出が発生するのかわからない。
まあ、ここは本当に心配してもしょうがないことではあるんだけどね。
そして毎月いくらぐらいまで支出が許されるのか、何度も計算し直した。
とりあえず、月支出額平均30万円として、
資産の残額にインカムゲイン年率0.6%、
クラウドソーシングの収入の平均月1万円、
そして65歳から年金が支給されると想定して、まず大丈夫。
のはず。
今から2回ほど車を新調して、2回ほど引っ越ししたとして。
さらに緊急支出予算として、なんの根拠もないけど200万円ほど。
どうもこの、年金額というのが心配ではあるんだけど、定期便でお知らせされる金額から税金や保険料を差し引いて、さらに9割程度に見込んである。
これは物価上昇と減額を想定してのことで、これも大した根拠はない。
ってわけで、そんな計算を何度も繰り返しているわけです。
2.家事の分担で摩擦
在宅でほぼ仕事しないんだから、家事をしないと俺はただの生ゴミと一緒だw
嫁さんの手助けを大いにするべきだ。
これについては、退職直後からずっと、試行錯誤している。
この辺また詳細に記事にしないとならんと思っているけど、簡単ではない。
というのも家事は専業主婦である嫁さんの領域なのであり、非常に細かいところまで、実にきっちり、彼女の頭の中に段取りから仕上がりまで出来上がっている。
新参者である俺が不用意に手を出すと、アレがダメ、コレが違うということで大戦争が勃発するのである。
そもそも同じ家の中に専業主婦が二人いると絶対うまくいかないものである。
それは俺たちの場合も同じ、やはり妻先輩の意見はちゃんと聞かないといけない。
つまらん喧嘩はしないにこしたことはない。最初は大変だった。
今でもちょいちょい、イザコザはあるw
3.家族とのギスギス
俺がずっと家にいるわけで、これで衝突が発生しない方がおかしい。
家族ってのはうちの妻だけじゃなく、自分の親兄弟、または親戚のスジまで、俺が安定職の仕事を辞めちゃったことで心配をかけちゃう、ってことですよ。
正直悩まされることも多い。
4.他人と関わりが皆無
仕事を辞めて、趣味のコニュニティに参加もしないと、まったく外界との接点が無くなる。
仕事してないと、こうも世界から隔絶されるのか。
クラウドソーシングのタスク案件ばっかりやっていると、本当に誰ともかかわることがない。たまにシステムを通じてメッセージが届きますが、あまりやり取りすることもない。
タスクじゃなくて、固定報酬の案件だとメッセージのやり取りが生じる。
それぐらいしか社会との関りがないというね。
つまり家族以外の人間と言葉を交わすことは圧倒的に減る。
コミュ障の人なら別にいいじゃない、と思うでしょう?
これの難点は、自分を取り巻く世界が狭くなり、孤独感が増し、精神的にやられる可能性が高いことだ。
ずっと長い間一人きりで生きていると、孤独に打ちのめされそう。
というのも、俺も社会人になってから結婚するまでの10年ほど、圧倒的孤独だったのでそれはよく分かっている。
もしも、俺が今独身だったら、ちょっとヤバかったかもしれない。
5.曜日、日付感覚が無くなる
「今日何曜日だっけ?」「今年って何年だっけ?」
というやり取りが夫婦間で増えるぞ。
昔、女房に「お前はタイムトラベラーか」と突っ込んことがあるけど、今となってはそれも良くわかる。
働いている間は日付とか曜日がけっこう重要であった。
仕事の期限ってものがあるからね。
あと、土日の休みまであと何日?とか、気になるというね。
いや、これは正直デメリットと言い切れるのか迷うところだ。
曜日に関係ない生活って、そんなに悪いことですかね??
曜日って、なんだか人間が勝手に作った仕組みですよね、いろいろ便利だからかもしれないけど。
それを意識しなくても良いってことは、もはやどうでも良いということであり、重要なことじゃないんだ。
というわけで、これについてはあまりマイナスにならない。
6.金銭的に誰かを助けられない
簡単に誰かに奢ったり、融資してあげたりできない。
別に大金持ちというわけではないので、あまり贅沢もできません。
せいぜい1ヶ月に1度ちょっと良いもの食べて、1年に1度、予算30万円以下で旅行することぐらいが贅沢ですかね。
もう、若い女の子と知り合っても「よお~し、おぢさんがご馳走しちゃうぞ」だなんておいそれと言えません。
また、例えばですが昔の職場の後輩と出会ったとして、そこでイヤな先輩風を吹かしてお酒を奢ってやる、なんてことも気軽にできません。
他人のためにお金を使う余裕がないのです。
いや、本当はお金はまあまああるんですけどw、でたらめに使っていたら俺のマネープラン、ライフプランが崩れちゃう。
お金は大事に使わんといかん。
工夫すれば生活費を削ってそっちの予算を捻出することも可能ですが、そうするとうちの嫁さんが黙っちゃいませんw
7.運動不足になる、体力がえげつなく落ちる
働いている間は職場内で立ったり座ったり、時には建物内の廊下や階段を歩くことはしょっちゅうなのであり、通勤でも多少歩く。
これが一切なくなるわけで、これでは当然運動不足になる。
加齢のせいもあるけど、びっくりするほど筋力と体力が無くなっていくのは正直ビビるレベルだ。
何~にもしてないのに足の指が攣りやすくなるのもこれらの影響だと思う。
ストレッチ、ウオーキング、軽い体操程度は続けておいた方が良いだろう。
デメリットはあるけどそれ以上の価値があるはず
以上7つのデメリットを挙げてみた。
今のところ細か~いことを除けば、ネガティブなポイントはこの7つだけだ。
後悔はあるよ。特にお金の面でいえばね。
ただし、メリットの方が絶対大きい、と思って俺は早期退職した。
もうすぐ仕事を辞めて丸2年となりそうだが、結果を見れば、うん、現役で就業してた時より俺は幸福であると思う。
自由時間 > お金の心配
たぶん俺の中では、この公式が成り立つ。
だったら、良いじゃねえか?w
どうでもいいけど今回のカバーイラストって、何????wwww