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「好き」と言えるようになる

毒親がいる機能不全家庭で育ったアダルトチルドレン
彼らは「自分」がよく分からないという特徴があります

自分は何が好きで何が嫌いで、何が得意で何が不得手で自分が何をしたいのか、これからどうしたいのか、どうなって行きたいのか…
とにかく「自分」が分からない。

何故こうなるのか?
それは子供の頃に自分の感情を抑え込んでしまうような環境に居たせいなんです。

誰もが子供の頃には自分の好きなモノがあって、嫌いなモノもあって、大きくなったら○○になりたい、なんて夢もあって。
必ずそれらはあったはずなんです。

カウンセリングをしているとこれらの事を覚えている人もいるのですが、その多くは「記憶がない」と話されます。
小学校などの卒業文集に「将来の夢」などを書く時、自分ではそれが分からなくて友達の真似をしたとか、親に言われていたことを書いたとか、そんな方が多いんです。

何で自分の感情を抑え込んだのか?
それは自分の感情を「否定」されたり「無視」されたりしてしまうことによる寂しさや悲しさを回避したい、そんな自己防衛からそうしてしまっていたんです。

自分の「好き」とか将来の夢とかを話す時、それは自分にとってまさに「夢のある」「楽しい」ことなはずです。
ですがそれを無視・否定されることは自分にとって「寂しい・悲しい」ことになってしまいます。

人は出来ればそんな想いはしたくありません。
そこで潜在意識は「それを言わなければ悲しい・寂しい思いをしなくて済む」と考え、行動に移します。

またそうすることで親から否定されることを回避し、逆に親から褒められるために親の言うことを聞いたり、認められるような行動ばかりするようになります。
これは昨日の記事でも書きました↓

このようなことが続くと「自分の感情」を観なくなり、自分を振り返ることも無くなり、ひたすら「他の誰か」に認められるような、褒められるような、好かれるような行動ばかりするようになります。

これは結果として周囲の人々が望むことや喜ばれることを察知する能力は身に付くのですが、それはあくまでも「他の誰か」のためにしていることで「自分」のためではありません。

自分がそうしたくてそれをしているわけではなく、とにかく嫌われないように、自分を見てもらえるようにと他の誰かの世話をしてしまうことになってしまいます。

だからこそオトナになった今、自分の「好き」を見つけることが大切であり、その「好き」を誰かと共有することで正しい「人とのつながり」を学んでいくことが大切になります。

私はカウンセリングの中で、その人の興味や関心を訊きそれを突き詰めてみることを勧めます。
いわゆる「オタク」になってみよう、ということです。

例えば私なら70年代から90年代辺りの洋楽、特にハードロックについて語らせたら結構うるさいです。
また最近ではアニメなんかも少し語れるようになりました。

これが写真でも自然散策でも読書でも手芸でも絵画とか彫刻とかテニスとかウォーキングとか、何でも良いんです。
とにかく興味を少しでも持てたら、ひとまずやってみる。

そこで「楽しい」とか「面白い」「気持ち良い」と少しでも感じられたらその「感情」を大切にし、続けてみることが「好き」につながっていくと考えています。

そしてそれは自らの「感情」を解放することにもなって、嫌いも苦手も分かるようになり、それらを伝えられるようになればコミュニケーションも正しく取れるようになって行けます

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読んだ後、少しだけココロが楽になってもらえるよう、心理カウンセラーが書きました
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須藤 勝則

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須藤 勝則
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