アダルトチルドレンの家族関係
アダルトチルドレンを生み出す機能不全家庭。
その家族関係も実に様々です。
夫婦関係はほぼ仲が悪く、共依存の関係からそれは支配する側とされている側、という構図になっているのはほぼ一致しています。
ですが兄弟姉妹関係となると、極端に仲が良いか極端に悪いか、どちらかに分かれるとカウンセリングをする中で感じています。
仲が良いケースは同じ親元で育つ中、そのつらさや苦しさを幼い頃から共有しており、お互いに支え合いながらその環境を耐えて来た、と話される方が多いです。
ただやはり長子は自分より年下の弟や妹を守る、といった責任感や使命感を抱えることも多いんです。
一方で極端に仲が悪いケースというのは、兄弟姉妹のどちらかが親にされていることをもう一方の子は見ており、自分にその被害が及ばないようにするため親の顔色を窺うようになり、その機嫌を取るため親に媚びることを覚え、成長して八方美人、世渡り上手となっているケースは多く見受けられます。
この場合、特に年少の子は親の言うことをよく聞く良い子となるため親から可愛がられることも多く、その様子を観る上の子はそこに不公平感を感じ、それがそのまま下の子への憎悪のような感情を抱かせてしまうこともあります。
例えば長子が親の期待を一身に受け、勉強やら習い事やらに必死になって取り組み、その成果を褒められることで親の期待に応えようとする様子だったり、それが達成されないと身体的・心理的な暴力を親から受けている様子などを観ることから、下の子はその生き方を学びます。
或いは上の子の成績が良かったりするとそこを比較対象として親から「何故お前は出来ないんだ」などと言われてしまうこともありますし、単純に親の好みでその容姿を褒められたり、蔑まされたりすることもあります。
(これが昂じると他人と自分を比べることが癖になり、自分を卑下してしまう大人になってしまう傾向が強くなります)
これらは親が兄弟姉妹の一人を溺愛し、その他には愛情を注がないケースになります。
またこれは連れ子がいての再婚というケースに多く、再婚してそこに子供が生まれるとその子ばかりを愛し、連れ子の方を蔑ろにしてしまっています。
ただしこの場合、愛される方もその愛され方が尋常でないケースが多く、自分では何も出来ない、何も決められないオトナになってしまっています。
兄弟姉妹の間で親の扱いが違い過ぎる、これは子供が成長しても変わることが無く、兄弟姉妹の仲が悪くなるのも仕方ありません。
特に子供がオトナになり、親が年老いていくとその相続の問題や介護の問題などでその亀裂がさらに深まることも多く、実際にそのような悩みを訴えられる方も居ます。
同じ親に育てられているにも関わらず、親に粗末に扱われたり溺愛されたりという差を付けられること自体も問題ですし、兄弟姉妹の仲が悪くなったりするのも悲しく寂しいことで、機能不全家庭や毒親の罪というモノの深さを感じる時です。
このような虐待を生み出す機能不全家庭を無くすためにも、まずアダルトチルドレンとは何か、その生きづらさとはどういうモノかを知り、自分はそうではないかと振り返り、気付いてもらうことが大切となります。
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栃木県 アダルトチルドレン・ココロの病克服カウンセリング
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須藤 勝則
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