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感情が分からないつらさ

生きづらさを感じながら日々を生きているアダルトチルドレンの多くは、自分の「つらさ」や「寂しさ」を認めない、或いは感情そのものが分からない傾向があります。

自分はつらいとか、寂しいなどと思ってはいけない、という間違った思い込みがあるんですね。

それは自分が頑張っていないから、だとか、そんなことを感じている暇があったらもっと頑張らなくちゃ、と思い込んでしまっている方もいます。

またつらさや寂しさを感じてはいるのに、それが何か分からない方も居ます。

これは幼い頃から自分の想いを伝えることをしてはいけなかった環境にあったため、そういった感情を抑え込んでしまい、それが続いた結果オトナになって自分の感情が分からなくなってしまっているんです。

つらい自分や寂しい自分を「そんなことを思ってはいけない」と自らを責めて否定したり、何だかよく分からない苦しさを日々感じながらも、それは自分のせいだからと自分を悪者にしてしまうのは、それこそ悲しいし寂しいし、つらい事です。

もうそんなことを考えるのは、終わりにしましょう。

つらいモノはつらいし、寂しいモノは寂しくて良いんです。
それを今のあなたは感じている、それは悪いことでも何でもなく、素直な今の自分の想いなんです。

何だかよく分からないつらさを抱えているあなたは、今の自分が何を思っているのか、何を感じているのかを意識してみると良いです。

楽しいとか、悲しいとか、うれしいとか、寂しいとか、その時々の自分が感じていることはどの言葉が当てはまるのか、そんな練習をしてみてください。

そしてその時々の自分を「それで良いんだよね」と思えるようになってください。

「顔で笑ってココロで泣いて」とは、きちんと自分の感情を受け入れることが出来ている人のコトバです。

自分の感情が分からずに、自分の「寂しい」や「つらい」を無意識に隠そうとこれをしてしまっている人は、きちんと今の自分と向き合うようにしていきましょう。

「寂しい」が分かるから「楽しい」が分かるんですし、「悲しい」を知っているから「嬉しい」も感じられるんです。

「自分の感情」を否定したり責めたり隠すのではなく、寂しい想いもつらい想いも大切に表現出来るようになりましょう。

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須藤 勝則
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