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モンテーニュ〜ありのままの自分なんてない〜

今日のお気に入りの言葉です。
モンテーニュは、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者で、今回取り上げた言葉が掲載されている著書「中庸の教え」はデカルト、パスカル、ルソーアラン等の世界の哲学者に影響を与えた本当言われています。

きみは、「ありのままの自分」を見たことがあるか?いつでもどこでも確実で不変の「ありのままの自分」を見せられるなら見せてほしいものだ。そんなものはあるはずないじゃなか。わたしのように自分を注意深く観察してほしい。自分というものが、定めなさと愚かさに満ちていることに気がつくだろう。これらから抜け出すことは、自分自身から抜け出さない限りできはしない。それは無理な相談だ。わたしたちはただそのことに気がつけばいい。

【超訳 モンテーニュ 中庸の教え 大竹稽 編訳】

ありのままの自分でいることが良いことだなんていう話をよく耳にしますが、確かに自分の心や身体は常に変化し続けているわけですから、「自分の中で抱いている自分の理想像であるありのままの自分」たるものにあまりこだわらず、「調子が悪い時は悪いなりに、良い時は良い時なりにある程度の波がありながら過ごしていけばいい」というような言葉でしょうか。
 そんな感覚で過ごしていった方が気楽でいいですね^ ^


最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^

 

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