『Winny』を観た
アマゾンプライムにて『Winny』を観た。
簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」の開発者である金子勇が、著作権法違反幇助の疑いで逮捕、起訴され、京都地裁で有罪判決を言い渡されるまでを描いた伝記映画。
中々考えさせられる映画だった。
作中に出てきた「ナイフを作った人を罪に問えるか?」という例えが妙にしっくりきた。
本人は技術者としての自己表現、社会貢献のために「Winny」を開発したのに、一部の悪用する人達のせいで、開発者が罪に問われるのが何ともやるせ無い気持ちになった。
最終的に7年の歳月をかけて、最高裁で無罪を勝ち取ったみたいだが、無罪判決から1年7ヶ月後に急性心筋梗塞により42歳の若さでこの世を去っていたというのは衝撃的だ。
結局再び技術者として過ごせたのはわずか半年らしく、本当にとんでもない才能を潰したなぁと思った。
並行して愛媛県警の裏金問題についても描かせていたが、それがWinnyによって暴かれるという点も良かった。
ここ最近観た中では個人的に一番面白かった。