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それ、気づかないうちにやってしまっているかも

■うつ病が再発したらどうしよう


セラピスト心月です。
心の世界を学んでいると

自分を受け入れること
自分への思いやり

このスタートラインに立ち続けることが大切だとわかります。
最初は受け入れる実践が難しいと感じる方は少なくありません。

そこで、セッションを受けていただいたRさんから感想をご紹介しますね。

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心月さん、こんにちは。

私は、物心ついてからずっと、
自分が嫌な思いをした感情には一回蓋をして閉じ込めて
本音殺し、その場を笑顔でやり過ごすことが当たり前、でした。

そんな自分に嫌気がさし、心の学びをするようになり数ヶ月経ちました。

ひとりきりで嫌な感情にひとつひとつ向き合う作業は、
ものすごく頭と心がグルグルしてしんどいと感じ、
セッションを受けさせてもらいました。

その後、こんな心境の変化がありました。

自分が、自分を一番厳しく批判する側になっていたのかと、
改めて知りました。

自分自身に対して、「本当にごめんね」という思い
いっぱいになりました。( ;  ; )

ありのままの私を楽しみながら
幸せになりたいと願っているのに、
それを阻む自分がいることを知りました。

私はずっと将来に対して大きな不安を感じていたんです。

またうつ病が再発したらどうしよう。
なんで私ってこうなんだろう。
もう嫌だな、って。

でも、さまざまな講座で教えていただいたことを実践する中で、
どこにいても誰といても、私らしさを表現しながら
自分の人生を生きていけるスキルを知ったことは、
私の大きな大きな気づきになり

不安や恐怖心の本当の意味もわかり、
やっと自分自身に安心することができました。

ありがとうございました。
心月さんのコラム「投影の法則」も
大きな気づきにつながっています。


■気づいて!自分をジャッジしてるよ

Rさん、ご感想ありがとうございます!よかったですね。

《自分自身に安心する》ここにいつでも戻れるようなベース作りをシェアするのがボクたちの役目だと考えています。

セッションでは、“気づかない”うちに自分で幸せを近づけたり、遠ざけたりしているよ、ということを教えています。

心の学びが一人では難しい理由は、この「気づかないうちにやってしまっている」ことにあるからです。

だって、自分が自覚できてないことはどうすることもできないから。

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セッション中にお話を聞いていて
「あ、今のその発言、自分をジャッジしてるよ」

というと、

「え? わたしなにか言いました?」って

だいたいの方が、アタマ真っ白状態になったり
ボクの言っている意味がわからない、という反応になります。

特に陥りやすいのが、「こんなふうに思っちゃいけない」です。

そう思ってしまう自分をジャッジしてること。
否定したり、見ないふりをしたりすることも同じです。

これは、よく言われる「ありのままの自分」から分離している状態なんですね。ただ、これさえも気づけないことって本当に多いのです。

■メチャ恥ずかしかったボクの話


例えば、ボクは先日、散歩中に思いっきり転んでしまいました。
膝から前のめりになって倒れたときに両手を地面につき、手のひらにハデなすり傷ができて、脚も手もピリピリと痛かった。

で、次の瞬間

「ぎゃー!こんな普通の道で転んじゃって恥ずかしい!」

「情けない!カッコ悪!」

「ヤバい!誰かに見られてる? なんでもないフリしなくちゃ!」

「なんでもない(恥!!!)なんでもない!(痛/泣)」

こんな反応がなだれのごとく一気に湧き上がってきました。
みなさんも、一度はこんな経験あるのではないでしょうか?

で。
これって自分をジャッジしているってわかりますか?

痛い」ときに「痛い」と感じている自分がいる。
「情けない」「恥ずかしい」「大丈夫なフリをしなくちゃ」……

どれも、本当の自分の感覚、感情を無視して、小さく小さくダメ出し、をしていますよね。

これが心の世界で大切な「気づき」なんですね。


■自分をちゃんとフォローする


◎痛いと思う自分がいる一方で、それを責めてるもう一人の自分がいる。

◎カッコ悪いなーと思う自分を感じながら、「こんな自分はダメだ」と小さく小さく否定している自分の声が聞こえる

「へ?こんなちょっとしたことで?」と思うかもしれません。

ですが、このような心の自動反応こそが、自分で自分の気持ちを押しやっていたり、軽視したり無視したり、本音を誤魔化しているのです。
それも無意識にね。

だから、本当の気づきってなかなか難しいんです。

で、ボクは転んだ後、人通りも多かったので、サッと立ち上がって、痛みを我慢して自宅まで帰りました。

玄関のドアを開けたとたん、

「ああー痛かったよねー」
「メチャ恥ずかしかったー」
「カッコ悪りーねー」

ってボク自身に声をかけてあげました。

そして、我慢してくれてありがとう、ちゃんと手当てするから大丈夫だよ、と身体に寄り添うような気持ちを届けました。

そうしたら、すぐに全身がほどけて、ほっとした。
ホッとしたら、悲しいわけじゃないのに涙が出そうでした。

道端で転んだカッコ悪い自分をつい取り繕って平気なふりをするのは、大人になれば自然なこと。誰だって、そんなことはある。
テヘペロで流しちゃってOK。

でも、痛かった自分を無視したり、情けない、ダサい、って小さくジャッジするのは、自分自身が自分を粗末に扱っているのと同じことだから。

それに気づいたら、ちゃんとフォローする。
本当の気持ちを丁寧に扱う。
カッコ悪い自分もそのまま受け入れる。
恥ずかしいと思っている自分を赦す。

先ほどのRさんが、「気づいた」からこそ変わることができたように、
“体感レベルで受け入れる”ことが、安心した自分のベースになってゆくのです。


■自分への思いやりは気持ちがいい


あなたは、どのくらい自分をありのまま受け入れているでしょうか?
ありのままの自分を受け入れられると

Rさんのように、どこにいても、誰といても
自分らしく生きることができるようになり、
どんな自分でも安心していられるようになります。

それって、自分への信頼、そして思いやりなんですね。

心がいつも風通しがよくて、気持ちのいい解放された状態って
こういうことかなとボクは思います。

自分の扱い方がよくわかないな、と思ったら、
ご自身が一番しっくりくる方法で接してあげてみてくださいね。
ボクたちがお役に立てたら嬉しいです。

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