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谷川俊太郎さんご逝去について

詩人の谷川俊太郎さんがご逝去された。

私は特に谷川俊太郎さんの詩に詳しいわけではないけれど、国語の教科書に載っていたような有名な人ということは知っていた。

大人になって、「芝生」という詩に出会って、再び谷川俊太郎さんのお名前を聞いたのは、昔、子どもの頃に読んだ本や映画に再び出会うのとは、似てるような違うような。。。

なんしか私にとっては衝撃的であった。

芝生   谷川俊太郎
 
 
そして私はいつか
どこかから来て
不意にこの芝生の上に立っていた
なすべきことはすべて
私の細胞が記憶していた
だから私は人間の形をし
幸せについて語りさえしたのだ

きっと子どもの頃にこの詩には出会ってないはず、たぶん。。

コンパクトにさらさらと綴られたこの詩であるが、ハッとした衝撃と、グッと深く心の奥深くの核に触れるような感覚と、独特の美しさが感じられる。


この詩に出会えてよかった。
ご冥福をお祈りします。

歌の中では(最後の方)あるが、ご本人の朗読が聞ける。

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