謎の感染症日記(1)「インフル疑惑」
「私の人生はこれで終わるのか?」
2月末から3月頭にかけて、そんなことを思っていた。
忘れもしない平成31年2月25日(あえて元号で)夕方、PCの前でお仕事をしていた私は、そこはかとない胃の痛みと、節々の痛みを感じていた。
だけどもうすぐ一部分を納品するというところまで来ていたので、耐え難きを耐えながら何とか終わらせた。
その後脇の下に挟んだ体温計は、38度以上を示していた。
「ありゃまー、インフルエンザかしらね」と思いつつも、まだ仕事が残っていたので、休みながらどうすべきか考えた。
幸いにも納期までまだ日があったので、取引先に泣きを入れて、他の翻訳者さんに残った部分をお願いしてもらうよう頼んだ。
今思えば、そのときの私、グッジョブ!だった。
そこから4週間ほぼ寝たきりになるとは、夢にも思っていなかったけど。
つづく
あなたのあたたかいサポートが、私の病院代になります。