五十(+α)にして天命を知る
自分の人生が何のためにあるか。
たぶん、自分が何物でもないということを受け入れて、ただ働き、食べて、平和に寝て暮らすことのためにあるのだと思う。
「これで私は一生食べていくんだ」と信じていた仕事を、昨年末で辞めた。
その力がないことに気づいてしまったから。
「やりたい」と思っていたことがいつしか「やらなければならないこと」になり、それで苦しむようになっていたと、私は気づいていなかった。
病院のベッドで3カ月暮らし、私は「やらなければならないこと」をひとつ、手放す決心