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In the Lap of the Gods

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すべては神のみぞ知る。もし、神がいるのなら。では、私はなぜ、ここにいるのだろう?と、哲学っぽく攻めてみたが、言いたいことなど、大してない。
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#この街がすき

もしも私が再びイギリスを訪れることができたなら

最後の渡英は2014年、ケイト・ブッシュのライブ参戦を目的としたものだった。 しかし、交通費をケチって歩きすぎて、足の裏はマメが潰れて血みどろ。その日は2万歩歩いていた。 それに、著しい体力の衰えも感じた。当時40代半ば。テムズ川を眺めながら「もうこれで最後かも…」と思ってしまった。 いやん、そんなの寂しい! ということで、昼食後満腹になり、まどろみつつも心の赴くまま、いつ実行されるかはわからないイギリス旅行プランを書いてみることにしました。 最低でも半年私は日本国籍だ

「おはよう、ロンドン!」② ~パンクのメッカで暮らした4週間(と馬の話)~

「おはよう」シリーズも3回目になりました。 (シリーズ化する気はなかったんですが。でもたぶんこれで終わり) 前回はこちら↓ 前々回はこちらです↓ -- 生まれて初めての海外旅行はハタチのときで、大学の夏休みを利用して渡英した。 本当はオーストラリアに行くつもりだったのだけど、ツアーが最少催行人数に足りないとかでキャンセルになり、同じような日程と金額のロンドンのツアーに、やむを得ず変更したのだ。 4週間の語学研修ツアーで、ホームステイではなく、寮に滞在した。 確かロ

「おはよう、原宿」~夢の同潤会アパート暮らし~

こんな記事を昨日書いたのですが、 それより前にこんなことがありました。 -- 90年代のある日、友人たちと表参道あたりをぶらぶら歩いていて、ふと視線を右にやると、そこには古いアパートが。 それまで表参道に来たことがなかったわけではないけど、実際その時初めて気づいたのだった。 私は早速、そこに入っている店に行くふりをして、アパートに入ってみることにした。 古いアパートだけど、何軒か店舗が入っていて、人が暮らしているにおいよりは、金のにおいが強くなっていた印象だった。 と