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文章がうまいライターは、文末表現の引き出しをたくさん持っている

こんにちは、フリーライターの比嘉桃子です。

ライターになりたい方や、ライターとしてスキルアップしたい方に向けた情報を発信しているので、よかったら他記事もぜひお読みくださいませ!

さて今回は「文末表現」についてのお話。

文末表現が整っていると、文章のリズムが整います。
文章のリズムが整っていると、質の高い記事に見えるんです。

では、どうすれば文末表現を整えられるのか。

意識すべきは2つ。
1. 同じ文末表現を続けない
2. 文末表現のバリエーションを持っておく

それぞれ解説していきましょう〜。

まず、「文末表現」とは

文末表現とはなんぞ……という方に向けて、まずは文末表現について超簡単解説をば。

文末表現とは「〜です」や「〜である」など、文章の末尾につく言葉のことです。

文末表現についてあまり意識していないライターさんも多いのですが、ここを整えるだけで文章めちゃくちゃきれいになります。
ぜひ今日から実践してみてください。

1. 同じ文末表現を続けない

お待たせしました本題です。

まずは「同じ文末表現を続けない」というもの。

文章には、「ですます調」と「である調」の2種類が存在します。

ですます調:「〜です」「〜ます」などで終わる文章を用いたもの。丁寧に見えることが多い。
である調:「〜だ」「〜である」などで終わる文章を用いたもの。強く堅い印象に見えることが多い。

まずこの2種類は混在しないこと。
たとえば「ですます調で記事を提出してください」と書かれていたら、その記事の中に「〜である。」という文章は出てこないのが一般的です。
ですます調とである調の使い分けはしっかりと意識しておきましょう。

さらに、「ですます調」の中でも同じ文末表現が続くことは好まれません。

たとえば以下の文章を読んでみてください。

この化粧水はビタミンCを多く含んでいます。
そのため、肌にいい影響を与えてくれます。
1日2回、朝晩使うことをおすすめします。

上記はすべて文末が「〜ます」で終わっていますよね。
これを、文末表現の重複を避けて作り直してみましょう。

この化粧水はビタミンCを多く含んでいます。
そのため、肌にいい影響を与えてくれるのです。
1日2回、朝晩使うことをおすすめします。

真ん中の1文について、文末表現を変えてみました。
たったそれだけで読みやすくなったと思いませんか?

メディアによっては、文末表現の重複回数に制限を設けているところもあります。
ゆるいところで3回程度、厳しいところでは1回も重複が許されません。

記事を一通り書き終えたら、文末表現の重複がないかを意識しながら読み返してみましょう。
慣れてくると、1つでも重複があるだけで気になって居ても立っても居られなくなります。(経験者は語る)

2. 文末表現のバリエーションを持っておく

とはいえ、文末表現だけを意識しているととんでもなく不自然な文章になることもあります。

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