マジックに魔法をかける
「生まれただけでそれは奇跡!その奇跡に私たちは魔法をかける!それが、『MAGIC×MAGIC』!!」
ということで舞台終わってしばらくたっちゃったんですけど「MAGIC×MAGIC」のネタバレ込みの感想です。最高でしたねMAGIC×MAGIC。再演してくださいお願いします。
冒頭。ステージの上に一人の少年が現れる。
少年は嬉しそうに、楽しそうに次から次へと魔法のようなマジックを見せる。
最初に火を出すマジックがあって一気に引き込まれました。鳩のマジックはコミカルで可愛かったです。そこから何もない空間から光を集めて布に星型のライトをつけるんですけど光を集める時の仕草がすごく上手くてですね…ステージの端や帽子の影から光をつまみ出したり…私一度だけ見たステージのMAGIC×MAGICのロゴの赤で書かれた『×』のところから赤い光を取り出すのがすごい好きでした。無声芝居なのも相まって本当に夢みたいなステージでした。
そこから突然雰囲気が変わって父親に野球がやりたいって訴えたりあまつさえ殴られたりしてヒエッてなったりもしましたがそこから主役のテヅマさんの「オレはもう誰も信じない…オレはこのマジックで、テッペン取ってやる!」のセリフからのOPにテンション爆上がりです。ダンス超カッコイイ最高。OPだけでも映像公開してほしい。嘘だ。終盤のマジックからのダンスシーンもください…。ほんとめちゃくちゃかっこよかったんです…語彙力失せる…OP中にキャラクターの名前も紹介してあったけどダンスに目が行ってて最終日までフルネーム把握できてなかったしな…。
そして物語が始まって舞台は教室に。トランプとにらめっこしてるテヅマさんに進路どうすんの?って話しかけるアキラさん。話を聞いてないテヅマさん。この時点で近寄りがたさMAXって感じで最高。テヅマくんはマジシャンになるよって助け船を出してくれるヒロインつくしちゃん。優しい。僕は映画監督になりたいって言うアキラさんにじゃあ俺らの映画撮ってくれよって言う(自称)演劇ユニット『トランプ』の三人。普通の高校生っぽい剣壱くん、ウェイ系の翔くん、いかにもガリ勉メガネ(ただしガタイがいい)段くん。それにダセェって突っ込むギャルの優姫ちゃん。優姫ちゃんキャラが強くてめちゃくちゃ可愛い大好き。テヅマさんのこともマジックオタクって言っちゃうあたりも好き。
いやこれはすごいんですよだってマジックオタクって陰口じゃないんだもん。あんなとっつきにくそうなテヅマさんに対して個性を認めた上であいつはそういうやつだからって受け入れてくれてるんですよ。陰口じゃなくて個性としてマジックが得意でノリが悪くて厨二病入った手に負えない(けど悪いやつじゃない)クラスメートとしてみんなが普通に受け入れてて普通に接してくれてる。最初は優しい世界だなって思ったんですけど何回か見てるうちにテヅマさんはテヅマさんでとっつきにくいけど時々すごく年相応の反応するっていうか…高校生〜〜みたいなところがあったりするのでそういうところをみんな気づいてくれてるんだろうなとか。やっぱいいクラスだよあのクラス…光のクラスだ…
そして担任の牧先生が登場。
「先生の机動かしたの誰ですか?(テヅマさんが新作マジック見せるために移動させた)先生の机元に戻すまでホームルーム始めませんからね!!」って言ってるのに普通に起立礼されて自分で教卓戻してるところすごく好きです。なんだろうな…先生敬意は抱かれてないけどすごい好かれてるんだな…って。あと出席取るときに生徒の名前呼んだ後に客席に出席取るんですよ。もし先生が呼んだ苗字の人がいたら推しに名前を呼んでもらえるサービスイベントでした。いなかったらランダムに選ばれて名前を聞かれる。先生「うちのクラスには2人のイケメンがいるんですけどどちらから名前呼ばれたいですか?」って聞くんだけど一回「うちのクラスにはインジュンくんとアキラくんがいるんですけどどちらに名前呼んでほしいですか?」って聞いちゃって生徒達から「インジュンくんって誰????」って集中砲火食らっててワロタ。後たまに「私とテヅマくんとアキラくん誰がいいですか」とか聞いてて先生すごいいい声してたから先生に名前呼ばれるのもありだったなーとか思いました。まあ名前呼ばれなかったんですけども。
あと点呼が終わったあとに牧先生のありがたいお話第一弾。
「進路というものは大事なものであってナンタラ…壁にぶつかっても諦めないでください!乗り越えられる壁にしかぶつかりませんから!!!!!」
めっちゃいい話してるけど生徒たち全然聞いてないんですね。
そういう先生が好きです。
「…ところで今日はこのクラスに転校生がきます」
「えええええ!!!???」
一気に沸き上がる教室。楽しいクラスだ。
そして転校生の凛くん登場。毎回教室の扉を改造して出てくる。その度に先生が「この教室自動ドアじゃないから勝手に改造しないでね」とかツッコミ入れてくれる。優しい。あと凛くんもめちゃくちゃイケメンなので優姫さんがめちゃくちゃテンション上がってる。かわいい。特技は?って聞かれてマジックです!って答える凛くんになぜかテヅマさんにクラスメートの視線が集まる。「ライバル登場じゃん」「なんかマジックやってみせてよ!」って一気に盛り上がるクラスメートたち。マジックみせて!って言ってもあんまりみせてくれないテヅマさんに対して快くいいよ!って見せてくれる凛くんにテヅマさんは面白くなさそう。
凛くんは優姫さんの手をとって手首にあったヘアゴムを使った簡単なマジックを披露する。大盛り上がりの生徒たち。
面白くないテヅマさん喧嘩腰で凛くんの手をとってまったく同じマジックをしてみせる。
「そのぐらい、youtubeにも動画があがってるよ。Howto本でも読んだのか?」
それを見た生徒たちは凛!もっとすごいの見せてやれよ!テヅマの鼻をへし折ってやれ!!と焚きつけだしてそこからあれよあれよという間にテヅマさんと凛くんのマジック対決に。ていうか牧先生がめちゃくちゃ盛り上がってて「アオハルですねーーー!!」とか言いながら2人を焚きつけてて先生ーーーーー!!!!!!
マジック対決はまずテヅマさんのカードマジックに始まって次は凛くんが紙を燃やしたところから赤いバラを出してそのバラを奪ったテヅマさんがバラから赤いボールを出して「マジシャンならこのぐらいやらないとな!」ってやるんですけどバラから仕込んでたボール落ちちゃってるのとか何回かあったみたいで(見えた)でもそのつどテヅマさん役のインジュンさんがアドリブでなんとかしててやっぱりインジュンさん舞台の回し方っていうかまとめ方っていうかそういうのがすごく上手い人だなって思いました。今回マジックもやる舞台だからマジックが失敗することも結構あるじゃないですか…でも多分インジュンさんならそういったトラブルもカバーできるから今回の舞台やれたのかなーとか。いやこれは私の主観なんですけど。
あーあと今回の舞台所々でテヅマさんのカードマジックとかテーブル上でやるマジックやるんですけど、テーブル上のマジックは客席に見えないので、アキラさんが撮影してるってことでステージ両脇に掲げられたモニターにテーブルとマジックする人が映されるんですよ。これはほんとにアキラさんが持ってるカメラの映像をリアルタイムで映し出してあるんですね。だもんでクロースアップマジックやるときはちゃんとキャストの人もカメラに向かってカードを見せたりアイテムを見せたりしてくれるのでちゃんとマジック見れました。すごかったっす。インジュンさんのカードさばきめちゃくちゃ綺麗でした。
マジック勝負がひと段落してテヅマさんに近づく凛さん。まだやるか?って臨戦態勢のテヅマさんに向かって「弟子にしてください!!」そこから凛くんのテヅマさんへの押しかけ弟子が始まるんですけど優姫さん→凛くん→テヅマさんみたいな一方通行塩対応面白かったですね。凛くんの優姫さんに対する塩対応ぶりがすげえしめげない優姫さんかわいいですね。一方テヅマさんも凛くんに対する塩がすごいっていうか塩っていうかツンデレのツンがすごいっていうか絵に描いたようなツンデレーーーー!!!!って感じでテヅマさんさぁ…。そういうところが憎めないってクラスのみんなが知ってるんだろうな…。
そうそうホームルーム終わった後にインジュンさんが全力少年歌ってくれるんですよ。インジュンさんの歌好きなのでありがとうMAGIC×MAGIC。歌ってる最中は他のクラスメートたちは授業を受けてるていで静止してて小節ごとにポーズが変わるんですけど、テヅマさん歌いながらつくしちゃんとアキラさんにはトランプのカードを渡してて凛くんがカードくださいってポーズしてても絶対に渡さなかったのでここでもツンがひどくて笑っちゃいましたよね。そんなに???
あと歌ってる間にみんながアフロになるので終わった後に先生が「うちはアフロ禁止です!!!」って言いながら回収するのも笑いましたね…。凛くんだけは似合うからつけてていいよって言われる。
イケメンはアフロでもイケメンだな…って思いました。
歌い終わった後に優姫さんのセリフからアドリブタイム入るんですけど楽しかったですね…私が見たのが以下。
初日ソワレ「マイバケットリストでも見て自分も歌いたくなっちゃったんじゃないの?」
2日目ソワレ「クリーミー系アイドルとしてデビューした割にクリーミーさが足りないんじゃないの?」(めっちゃツボに入りました)(LOVE BINGO踊り出すインジュンさん)(版権!版権!って止める牧先生)
3日目ソワレ「LOVE PARADEの夢でも見てたんじゃねーの?」からの
凛くん「僕好きでしたよ!」
テヅマさん「えっ…😊」
凛くん「カラム」
テヅマさん「😟」
牧先生「先生は好きだよ!」
テヅマさん「えっ…😊」
牧先生「カラム」(1回目)
テヅマさん「😟」
千秋楽マチネ「マイバケットリストの夢でも見てたんじゃねーの?」
アキラくん(ミンスさん)「その名前…聞いたことある…!マイバーケッリーースト…♪てーおーくーれーーじゃーないーー♪」(一緒に歌い出すインジュンさん)(背景に映し出されるマイバケ映像)(花道で抱き合う2人)(流れ出す終演後の場内放送)先生「終わらないから!!!!」
からのアキラさん「ぼく好きだったよ」
テヅマさん「えっ…😊😊😊」
アキラさん「スヌーパーのテウン」
テヅマさん「😟」
牧先生「…先生は好きだよ!!!」
テヅマさん「えっ…😊😊」
牧先生「カラム(2回目)」
テヅマさん「😟」
その後授業始まってテヅマさんに問題振るけどMAX拗ねて「わかりませぇん!」って言うテヅマさん面白かったです。
千秋楽ソワレ「デビュー当時の夢でも見てたんじゃねーの?」からのテヅマさん以外のクラスメートによるLOVE BINGOの歌とダンスが始まって歓声の上がる客席。最後もちゃんとビシッと決めてくれててありがたみしかない。ありがとうございます…。
回を追うごとに長くなっていくアドリブ面白かったですね…全部見たかった…。
授業終わった後にテヅマさんにマジック教えて!って駆け寄る凛くんから逃げるようにテヅマさんは教室を出ていく。
そのあとにクラスメイトたちに凛どうしてテヅマに弟子入りしてーの?って聞かれて凛くんは昔のことを話し出す。
子供の頃に見たマジックショーが楽しくてキラキラしていて生まれて初めて感動して泣いてその帰りに親にせがんでマジックのアイテムを買ってもらったと。
そのときのマジックショーで楽しそうにキラキラしていたマジシャンが「小野テヅマ」
自分のマジックを始めたきっかけであり憧れのマジシャンが同じクラスって気付いてびっくりしたけど嬉しかったから弟子になりたかったと。
びっくりするぐらい重い理由でびっくりしましたね(語彙力)。
ていうか凛くんは10年ぐらい海外にいたって話だからテヅマさんのショーを見たのって海外に行く前の話なんじゃろか。そしたらまだ6歳とか7歳だよな…。その年で人を感動させられるマジックショーのできるテヅマさんも天才だしそれを見て感動して泣ける凛くんの感性もすげーよ…。
いやもしかしたら海外に行った後かもしれんけど。それでもテヅマさんが父親のマジック最後に見たのが7年前っつってたから一緒にショーやってたのは10歳ぐらいまでっしょ。それでもすごいよ…。
優姫さん「でもその話おかしくね?あいつマジックやってても全然楽しそうじゃねーしキラキラもしてねーじゃん」
段くん「どっちかっていうとジメジメって感じですよね」
厨二病こじらせマジシャンだからな…。
でも凛がテヅマに憧れてマジシャンになったって知ったらテヅマどんな反応するかなっていうクラスメートたちに凛くんは内緒にしといてっていう。
「僕が勝手にテヅマくんの過去を話したって知ったらテヅマくん気分良くないと思うから」
凛くんいいやつだなって思うと同時に内緒にすんの????絶対一波乱あるやつじゃん????って気持ち。
そしてやっぱりテヅマくんに弟子にしてもらえるよう頑張る!ってテヅマさんを探しに行こうとする凛くん。アタシも行く!ってついていこうとする優姫さんにはすごい真顔で首を振る。
優姫さん「…ガチじゃん…」
段くん「不釣り合いって言葉ご存知ですか?」
優姫さん「うえええええん」
なんだかんだで優姫さんみんなから慕われてんなって思う。口は悪いけど面倒見いいもんな…。
場面変わって一人屋上に言って悪態をつくテヅマさんに話しかけるつくしちゃん。
テヅマさんはキラキラして楽しそうにマジックをやる凛くんのことが気に障っている様子。
つくしちゃん「マジック…嫌いなんだね」
テヅマさん「…ああ」
つくしちゃん「じゃあなんでずっとカード持ってるの?」
これにはテヅマさんもちゃんとは答えてなかった気がする。
ただ自分は父親にマジックを叩き込まれて金儲けの道具にされてずっとひとりぼっちだったって白状してしまう。
それを聞いたつくしちゃんは私にできることなら何でもするから!って言ってるところに凛くん登場。
凛くん「あれ…?そういう関係?」(慌てて離れる二人)
テヅマさん「…いいところだったのに…」
そういうところだぞ小野テヅマ!!!!!!!!テヅマさんのたまーに見せる高校生しぐさがほんとこう…そういうところがにくめないんだなぁ…。
その後テヅマさんになんで弟子なんかになりたがるんだって聞かれて
凛くん「はじめてテヅマくんのマジックをみて、僕と同じ高校生でこんなにマジックできる人がいるんだって感動したから」
うわこの子息をするように嘘をつく…!!!
えこれ絶対波乱の種じゃん…?いいのか…?
場面変わって場所は老人ホーム。
車椅子の老人と牧先生によく似た介護士のお兄さんが登場。
車椅子の老人は友蔵さんと呼ばれている。
完全にボケきって電源の入っていないテレビを熱心に見ていたり窓に向かってリモコン操作したりリモコンに話しかけて俺俺詐欺に引っかかってたりリモコンで自撮りしてたりする。
介護士のお兄さん(お名前なんだったかな…白戸さんだったかな…)めっちゃツッコミ担当で好きでした。
そこにボランティアでやってきてるつくしちゃん登場。あとは私がやります!って交代してお兄さんがいなくなるなり友蔵さんに話しかける。
「おじいちゃん!もういいよ!」
華麗に車椅子から飛び降りる友蔵さん。
「オスカー俳優ばりの演技じゃったろ?」
こ、このジジイ…!どうやらつくしちゃんの前以外ではボケ老人のふりをしている様子。
つくしちゃんはこの愉快なおじいちゃん大好きっぽいよね。
今日は何するの?っていうつくしちゃんに対して今日はな…ってすっと胸元に手を入れる友蔵さん。あれ?なんかマジシャンっぽいな?って思ったときには場面暗転してる。
場面変わって放課後の教室。
アキラさんと優姫さんがビデオカメラ眺めながらキャッキャしてる横で凛くんは先生の教卓でカードマジックの練習してる。
そこに忘れ物を取りに来るテヅマさん。
カードの練習してる凛くんと目が合う。
凛くん「こ、これは気に入られようと思って練習してるわけじゃないから…」
テヅマさん「お前形から入るタイプか?」
凛くん「えっ」
テヅマさん「お前電化製品も説明書読まずに使い始めるタイプだろ」
凛くん「そうだけど…」
そこから始まるテヅマ先生の手品レクチャー。
凛くんのトランプを触って舌打ちする。
テヅマさん「おま…プラスチック製かよ」
そう言って自分のトランプを取り出すテヅマさん。
凛くん「なんでプラスチックじゃ駄目なの?」
テヅマさん「プラスチック製のカードは汗で滑りが悪くなる。だからマジック用のカードは紙製がいいんだ。常識だろ??」
クロースアップマジック用のマットを敷けとかカードが手に馴染むまでずっと持ってろとか。
あとカードを扇状に広げるスプレッドって技も教えてくれる。
凛くん「これどのぐらい練習したらできる?」
テヅマさん「人による!半年ぐらいかければ…」
凛くん「(スプレッドやってみて)できた!」
テヅマさん「できたんかい!!」(これ実際稽古のときにあったらしくて凛くん役のスウンさん一発でスプレッド成功させてたらしい)
そこにトランプ三人組もやってくる。
「なんだテヅマ、凛にマジック教える気になったのか?」
「教えてねーよ。ただちょっとカードが手に馴染むまで使い込めって言ってただけだ」
「すこぶる教えてます!」
段くんの語彙力とても好きよ。
からかわれて不機嫌になるテヅマさんの後ろで剣壱くんが凛くんにやったじゃん!みたいにしててアッこれは外堀から埋められてるやつ…!
みんなからテヅマ師匠!!ってよばれて師匠じゃねーし!!って言ってるところにつくしちゃんも登場。
つくしちゃんがボランティアしにいってる老人ホームに今度有名マジシャンがくるとかでチラシを見せてくる。
そのチラシを見たテヅマさんの表情が一変。
突然どシリアスモードになって「俺はいかねえ」とか言い出す。
剣壱くん「…我々はもしかしてとんでもない地雷を踏んでいるのでは…?」
段くん「(挙手)凛くん!テヅマくんの様子、いつもと違います。ここはそっとしておきましょう」
翔くん「(手招き)」
ほんとトランプの三人いいやつだよな…。テヅマさんに気を使いつつ凛くんにも普段はこんなやつじゃないんだよってフォローしてくれてる…いい子たちだ…。
そこでアキラさんだけがテヅマさんに「どうしたの?」って聞いてくれる。これは信頼度の為せるわざなんだろうな…。
そこでようやくその有名マジシャン「マジカルディッシュ」がテヅマさんの父親だって話になるんですけど。
俺を金儲けの道具にした父親の顔なんか絶対に見たくねえっていうテヅマさんに、凛くんはじゃあ行こうよ!って言う。
凛くん「僕の師匠を金儲けの道具にしたやつのマジックがどれほどのものか見てやろうよ!!」
凛くん…あなた…。
悔しかったんだろうな…自分が憧れてたマジシャンが金儲けの道具にされてたとか言われて。
そして既にテヅマくんでも僕のクラスメートでもなく「僕の師匠」って言い切ったぞこの子…こわいわぁ…。
マジカルディッシュの登場シーン。付き人のキャロルさんがなんでこんな老人ホームなんかでショーすんのよ!って憤慨しながら出てきます。
マジカルディッシュも「すみませんキャロルさんどうしても用がありましてね」とか言いながら出てくるけど持ってるルービックキューブを一切見ずに色揃えてるんですよ。キューブに気を取られてセリフが頭に入ってこない…。ちゃんと色揃ってすげえや…ってなりながら見てました。すげえや…。
マジカルディッシュとキャロルさんが控室に移動してから客席側から高校生たちがやってくるんだけど凛くんとカメラ構えたアキラさんが取材ごっこして入ってくるんですよね。
客席がゆめまち老人ホームになっていた…。
凛くん「老人がいっぱいいますねーちょっとインタビューしてみますね」
ってランダムに声をかけてどこからきましたか?とか好きな食べものは?とか誰を見に来たんですか?とか聞いて回ってた。スウンさんかわいいかよ…。
でそこからみんなステージにあがってマジカルディッシュのショーを待つんだけど優姫さんの隣が凛くんですっと腕を組もうとする優姫さんをすっとかわす攻防戦してたりテヅマさんが来ると凛くんがここ座って座ってって隣のブロックパシパシしてたり凛くんさぁ!!!!かわいいかよ…。
マジカルディッシュのショー始まるんですけど前半がホントこう…くだらなすぎて面白いっていうか。親指が消えるマジックみたいなアレを真顔でやられたりしてめちゃくちゃツボに入ってゲラゲラ笑ってました。めっちゃ面白かったです。
マシュマロが消えるやつとかコーラが消えるやつとか。
後ろで他の役者さんたちも見てるんですけどテヅマさんとかさっきまでシリアス顔で「俺を金儲けの道具にした親父のショーなんか…!」って言ってたとは思えないぐらい普通に笑ってましたよね。つくしちゃんもめっちゃお腹抱えて笑ってますやんとか思いながら見てました。キャストさんたちが楽しそうだったのもよかったなぁ…。めちゃくちゃ楽しかった…。
後半は割とガチででっかい剣を三分割するマジックやってました。
ガチなやつじゃん…
最終日にようやく仕組みがわかったけどあれすごいっすね…
一回分割した剣触らせてもらえましたけどめっちゃ重かったっす。なるほどなぁ…。あとマジックやってるときのマジカルディッシュ役の赤塚さんめっちゃ汗だくでやっぱり役者さんでもマジックやるときって緊張したりするのかなと思いました。
マジック終わったあとにマジカルディッシュコールが起きてテンションあがってる凛くんに「やめろよ大したことしてないだろ師匠は俺だろ!?いや師匠じゃないけど!!」って言ってるテヅマさんほんとこうツンデレだな…って思いながら見てました。
ショーが終わったあとにテヅマさんとマジカルディッシュの遭遇シーンがあったんですけども。
ディッシュ「あれ?君は確か…高校生天才マジシャンの小野テヅマくんじゃないか。僕のショー見に来てくれたの?」といけしゃあしゃあと言い放ちます。
「マジックやめたいやめたいって鼻垂らして泣いてた君が、まだマジックやってるなんてな」
最初は嫌味なダディだなって思ってたんですけど後々よく考えてみたんですよ。
テヅマさんの家庭環境ってお母さんはテヅマさんが子供の頃に出ていって父親だけのハズなんですよね。
でもテヅマさんは父親のマジックをみて七年前とぜんぜん違うって言うシーンがあるのでその間多分父親のマジック見てないんですよね。
でも高校には普通に通ってるしバイトとかしてる雰囲気でもないのでテヅマさんは施設に預けられたとかでもなさそうですし。
とするとおそらくテヅマさんはまだ父親名義の家とかに住んでるけど父親は仕事で海外とかに飛びまくっててほとんど家には帰ってこずに生活費と学費だけ振り込まれてるみたいな家庭環境なのかなーと。
進学とかの保護者が必要な手続きだけ父親がやってるみたいな。
そうやって息子になんか興味ないですよみたいな育て方しておいて息子が高校生天才マジシャンって呼ばれてるのは知ってるの?って思ったときにですね…パパもしかしてテヅマさんが話題になった記事とか全部読んでんですかね…って思ってしまい…。
もしかしなくてもテヅマさんのツンデレって父親譲りなんですかね…。
で父親にお前のショーなんか見たくないって言うテヅマさんにキャロルさんがああ、って気がついたように近づいてくるんですね
「あなたがマジカルディッシュの秘蔵っ子、小野テヅマなのですね?なかなかかわいい顔してるじゃない」ってこう!人差し指で!顎を!ツーっと!撫でて!!
ヒューーーッ高圧的な女プロデューサーやるゥ!!って沸いてたらあとからキャロルさん役の人まだ19歳って聞いてえっ…!?ってなりました。
あんなに強いお芝居なさるのに?????????????
いやほんとねえ人差し指でテヅマさんの顎を撫でる仕草がねえ…エロいとかじゃなくて本当にこうついっと品定めする感じでですね…あの窓枠のホコリを確かめるあの感じですわ。強いオンナ感超出てたのに…未成年…すごい…。
あと今思ったんですけどテヅマさんがディッシュの秘蔵っ子ってなんで知ってんすか。ディッシュさん息子のことどんだけ自慢してたんすか。えっもしかしなくても息子さんのこと相当好きなのでは疑惑。
「またね、プリティボーイちゃん♡」って言い残して去っていくキャロルさんにヒューキャロルさん最高ーーー!!!そしてよくわかってるーー!!!インジュンさんのお顔超かわいいよねぇーーー!!!って思いながら見送ってました。キャロルさんも好きです。はい。
でキャロルさんがいなくなってマジカルディッシュとテヅマさんが険悪な中に例のボケ老人の友蔵さんがやってくるんですね。
「ディッシュじゃ!サインくれ!!」
っていう友蔵さんに突然キレるディッシュ。
「おじいさん!ショーはもう終わりました!私はこれで…!」って言い残して去っていきます。
おっなんだ?親子かなにかか????
そうそうキャロルさんは去り際にアキラさんのカメラに目を止めてアキラさんに声をかけるんですね。
よかったらアキラさんの撮った映像見せてほしいと。
アキラさんはアキラさんで自分の撮った映像が番組で使ってもらえるかもって有頂天になっちゃってホイホイキャロルさんについていくしキャロルさんに夢の話も進学の学費に困ってる話も全部話しちゃうんですね。そういうところほんとまだ高校生なんだよなぁ…。
でもそれを聞いたキャロルさんの「あら、そぅお…?」って言ったときの悪い顔がですね!最高!!キャロルさん!!素敵!!!もっと悪い顔して!!
悪役キャラにテンション上がるタイプの観客なのだ。
そこでアキラさんとキャロルさんが連絡先を交換したところで暗転。
場面変わって後日のホームルーム。
また牧先生がすごくありがたいお話してるんですけどみんな聞いてないですね。
凛くんとテヅマくんは仲良くカードで遊んでますね。かわいいですね。かわいいかよ。
牧先生「ところで話は変わりますが今日はこの学校にテレビの取材がきています」
「ええええええ!!!????」
翔くん「唐突すぎんだろ!?」
そして教室になだれ込んでくるカメラマンさん、アナウンサーさん、キャロルさんとマジカルディッシュ。
アナウンサー「本日は高校生マジックコンテストに出場する生徒がいるというこの九里高校にやってきました!マジックコンテストに優勝するとこの有名マジシャンのマジカルディッシュへの挑戦権が与えられます!マジカルディッシュ、どの子が挑戦者かわかりますか?」
ディッシュ「ちょっと待て」
(以下日替わりアドリブ)
ディッシュ「……きてます、きてます…」
優姫さん「大丈夫?汗だくだよ?」
ディッシュ「ぬううん……プピュウ……」(スウンさんがツボに入ってめっちゃ笑ってらした)
最終的にテヅマさんを指差すディッシュ。
ディッシュ「君だ、小野テヅマ」
テヅマさん「なんでオレが…!?」
カメラマン「だめだよ君自分で応募したんでしょ?もっとやる気のあるコメントして!」
テヅマさん「はぁ???」
困惑するテヅマさんに詰め寄ってくるキャロルさん
「アンタいい度胸してるわねえ!私は勝ちの決まってる勝負なんて、興味ないんだけど!」
超喧嘩腰。強い。最高。
そんなキャロルさんをどかしてディッシュがテヅマさんに向かい合う。
君との勝負楽しみにしてるよ的な不敵なことを言ったあとにカメラ映して映してって仕草をする。そしてカメラの前で
「僕に挑戦するとは勇敢な高校生だ。僕の本気…たっぷりと見せてあげるよ…!」(トランプを両手に展開するディッシュ)
カメラマン「出たーーーーー!!マジカルディッシュの、ウルトラマジカル決めポーーーーーズ!!!」
カメラマンさんのわざとらしい掛け声めちゃくちゃ好きでした。
マジカルディッシュ!の決め台詞とポーズを残して去っていくディッシュたちと取り残された生徒たち。
「テヅマテレビでんの??すごいじゃん!」
テヅマさん「出るわけ無いだろ!オレはあいつと勝負する気もないし顔も見たくない!」
「え…でも自分で応募したんだろ?」
テヅマさん「してねーよ!誰だよオレをテレビ局に売ったやつ!!」
全員を見渡すテヅマさんに顔を見合わせるみんな。
優姫さん「なんでみんなアタシを見んの???」
凛くん「僕だよ!…僕が応募したんだ」
テヅマさん「凛…お前…なんで…」
凛くん「だってテヅマくんは世界で一番のマジシャンだから!マジカルディッシュなんかに負けるわけがないよ」
凛くんのテヅマさんへの感情が重くてびっくりする(二回目)
えっだって子供の頃に一回ステージを見ただけのマジシャンにそこまで…?
凛くんの襟を掴むテヅマさん。
「オレはあいつのステージを見たときに正直、勝てないと思った…あいつと勝負する気はないし、あいつの顔も見たくない…(ここでニコッと笑うテヅマさん)…とでも言うと思ったか?」
テヅマさん「ちょうどいい。オレの究極のマジックであいつをぶちのめしてやる!」
好戦的な高校生である。
まあテヅマさんもともと夢は究極のマジックを完成させることって言ってたからね…。
しかしこれには凛くん大喜びである。良かったね凛くん…。
そしてその横でビデオカメラを持って何かを思いついたようなアキラさん。
その直後にキャロルさんに連絡が入る。
にんまりと笑うキャロルさん。キャロルさんすげえな…表情とてもいい…。
再び教室。背景暗かったから夜遅くまで残ってたってことだったのかな。
先生の教卓に集まってるみんな。
テヅマさん「できた!!このマジックならマジカルディッシュに勝てる!!」
歓声があがるみんな。
「明日の予選からこれ使おうぜ!」
テヅマさん「いや、これはマジカルディッシュ用にとっておく。予選は俺の実力で勝ってやるさ!」
凛くん「さすが師匠ー♡」(テヅマさんに抱きつく凛くん)
テヅマさん「…お前のそういうところがヤなんだよ…」
テヅマさんひねくれちゃってるから凛くんのそういう素直なところが苦手なんだろうな…
クラスのみんなも三々五々解散して残ったのはテヅマさんと凛くんとアキラさんだけになる。
そういえばみんながワイワイしてる間アキラさんだけ表情が暗かった。
テヅマさん「アキラ!お前も明日は撮影よろしくな!」
アキラさん「テヅマ…お前やっぱりすごいな…。………なあテヅマ、俺…」
テヅマさん「お前がいてくれてよかったよ。アキラ。お前もなにか困ったことがあったら何でも言ってくれよな!」
アキラさん「……」
このときのアキラさんの表情がですね。すごいんですよ。
暗くて冷たくて青ざめてて。いや舞台暗かったからそう見えただけかもしれないんですけど。
特にミンヒョクさん。
いや表情っていうか…何だろな。なんかわかんないんだけどミンヒョクさんのアキラさん見てあっアキラさんはテヅマさんに嫉妬したんだな…って思ったんです。
ミンスさんとJジュンさんのときはアキラさん後ろめたいんだな…とは思ったんですけどこれは嫉妬だって思ったのはミンヒョクさんのときだけだったんですよね…。
そして高校生マジックコンテスト予選の開始。
予選のデモンストレーションとして優勝者と対決するマジカルディッシュの新作マジックが発表される。
最初は人体分割マジック。アシスタントのキャロルさんが赤いドレス姿でボックスに入る。
その後ボックスには板とか色々差し込まれて最終的にボックスは上下がスライドするやつ。
到底人が入ってるとは思えない形状から元に戻してボックスを開けると白いドレス姿のキャロルさんが出てくる。
仕掛けはあらかたわかったけどドレスの色が変わるのがよくわからんかった。多分ドレスが裏返ると色が変わるんだろうけどあのボックスの中で一体何が起きとるんや…。
続いてトランプを使った新作マジック。
このとき客席に手伝いを募集するんだけど最初にカードにサインするときに当たるとマジカルディッシュのブロマイドがもらえる。
その後カードをシャッフルするときに当たるとディッシュの連絡先書いた紙がもらえたり握手してもらえたりする。
そしてシャッフルの終わったカードを額縁に向かってブワーって飛ばすとサインの入ったカードだけ額縁の中に現れるっていう。
正直マジカルディッシュのブロマイドほしかったので最終日手をあげようとしたんだけどことごとく先を越されてしまい…ブロマイド…ほしかったな…もっと早く手を上げとくんだった…。
マジカルディッシュのマジックを見たテヅマさん、凛くん、アキラさんの顔色が変わる。
テヅマさん「アレはオレが作ったマジック…なんであいつが…!?」
怒りのままにマジカルディッシュに詰め寄るテヅマさん。
しかしマジカルディッシュにあしらわれてしまう。
つまみ出される寸前で追いついたクラスメートたちに必死に止められて事なきを得るがテヅマさんの怒りは収まらない。
テヅマさん「なんでオレのアイデアが盗まれたんだ!!」
アキラさん「…テヅマ…ごめん…俺なんだ…」
キャロルさんにテヅマさんのマジック映像を高く買ってくれると言われてマジックの映像を売ってしまったのだと。
このときのミンスさんのアキラさんは膝から崩れ落ちてテヅマさんの手を握ってごめん、って繰り返すんだけど。
その手を振り払ってアキラさんを殴り倒すテヅマさん。
止めようとしたつくしちゃんも突き飛ばしてしまったため剣壱くんがキレて今度は剣壱くんとテヅマさんが殴り合いになりかける。段くんと翔くんが懸命に二人を止めるさなかにつくしちゃんのやめて!の声で一旦場は収まるがテヅマさんは一人走っていってしまう。それを追うつくしちゃん。剣壱くんも追いかけようとするが凛くんに止められる。
止められた剣壱くんは今度はアキラくんに向かう。
剣壱くん「アキラ…お前、なんでこんなこと…!!」
アキラさん「お前らはいいさ!けど俺には金が必要だったんだ…!俺は夢を叶えたかっただけなのに…!貧乏人には夢を見る権利もないっていうのか!!」
凛くん「…でも、友達を売っていいわけないだろ…」
凛くんの正論にアキラさんは肩を落として立ち去ろうとする。
剣壱くん「アキラ…俺達にできることがあったら…」
アキラさん「ほうっておいてくれ…」
駆け出すアキラさんを追いかける優姫さん。
残されたトランプの三人と凛くん。
翔くん「もうめちゃくちゃじゃんか…」
ほんとこのシーンがですね…すごかったんですよ…。
アキラさんは自分がやったことの重大さに半分パニックになってて一生懸命自分の正当性を探してるし。
剣壱くんは最初はキレてたのにアキラさんの剣幕にひるんでその言葉の重さに気勢を削がれてしまうのが本当に普通の高校生なんだよなぁ…って感じで。
だって普通の高校生っつったら親からお小遣いもらって小遣いすくねーって言いながらマックでだべってたりするじゃん。そんな子が目の前の同級生が自分で働いて金を稼いでそれでも足りなくて困ってるって現実を突きつけられてそりゃ重いよ…。それで精一杯考えて自分たちになにかできることないかって聞くけど。
でもアキラさんにとってはもう全部遅かったんだよな。だから「ほうっておいてくれ」なんだよな。
あと凛くんの一言も重いんだよな…凛くんなまじ冷静だからアキラさんの拠り所を一発で砕いたもんな…。
アキラさんのみじめさを思うと胸が痛い…。
考えてみたら予選前日のときもさ。テヅマさんもうすごい万能感持ってるから自分に自信満々でできないことなんか何もなくて。でも同時にあのときのアキラさんは自分の学費のために友達を売ろうとしてて。思いとどまろうとしたのに、テヅマさんの「なんでも言ってくれよな!」って一言はアキラさんをみじめにするだけだったんだよな…。
あのときのアキラさんの感情は嫉妬だったと思うんだ。
自分は片親で学費も満足に出せなくて夢を諦めないといけないかもしれないのに。でもテヅマさんは親に捨てられたって言いながらも夢を持ったままキラキラしてて真っ直ぐで。
多分アキラさんはちょっとだけテヅマさんが困ればいいと思っちゃったんだろうな…。
ちょっとだけテヅマを困らせて、そして自分は大金を手に入れて夢を叶えられるかもしれない。そう思って動画をキャロルさんに渡しちゃったんだろうな…。でもそれを最悪な形で利用されてこの有様ですよと。
そりゃパニックにもなるよ…。そこまでやるつもりなんかなかったんだもんな…。
一人で走ってくるテヅマさんにおいつくつくしちゃん。
アキラさんのことを一生懸命擁護しようとする。アキラくんはテヅマくんのこといっつもすごいやつだって褒めてたって。
つくしちゃん「…私も…そういうときのテヅマくん…好きだよ……でも、今は、なんか違う…」
テヅマさん「どうしろっていうんだ!俺は親友にマジックのネタを売られて親父にパクられた!俺にどうしろっていうんだよ!!」
つくしちゃん「わかんないよぉ…」
背を向けて歩き出すテヅマさん。その背中に追いすがるつくしちゃん。
つくしちゃん「でも…このままじゃ…またテヅマくんがひとりになっちゃ…」
テヅマさん「オレはずっとひとりだ。…これまでも、これからも…」
そのまま歩き出すテヅマさん。取り残されるつくしちゃん。
いやもうほんとここテヅマさんもつくしちゃんもすごい泣きながらのセリフなんで見てる方もボロ泣きですわ。
インジュンさんほんとこう感情ぶっこんだお芝居をなさる…。
声を震わせて言う「オレはずっとひとりだ」のセリフがもうね…。
場面暗転して高校生マジックコンテストの会場。優勝は九里高校小野テヅマの声が高らかに響く。
一人たたずむテヅマさんの背後から手をたたきながらマジカルディッシュ登場。
マジカルディッシュ「よくやったじゃないか」
いけしゃあしゃあと褒めるマジカルディッシュ。
すっとテヅマさんの髪に手を伸ばしたあとで、紙片をテヅマさんの胸ポケットに入れる。
ディッシュ「はい。おまもり」
テヅマさん「オレはお前なんかに絶対負けないからな」
ディッシュ「…お前がマジック嫌がらなきゃ、母さんも出ていかなかったかもしれないな」
このシーンで渡してる紙なんだろうなってずっと考えてたんですけどね。
もしかしてあれか?ディッシュのカードマジックのときに「僕の連絡先」とか言って似たような紙片渡してたからテヅマさんに渡したのもマジカルディッシュの連絡先なのか????って思い当たってですね。
お守りっつって自分の連絡先渡すとかパパ…「連絡くれたらよきにとりはからってあげるよ」ってことなんすか???
マジカルディッシュがテヅマさんのことどう思ってるのかよくわからなくなってくるんですよね…。
なんかもうディッシュもツンデレすぎて本当は息子のこと大好きなんじゃないかなって疑い始める。
パパに勝てないって思ったら連絡しておいでそしたらまた昔みたいに一緒にマジックやろうねってことだったんすかね…。
あとママが出ていったのもなんか事情があったりしたんですかね…。
翌日の教室。
生徒たちは昨日テレビで放送されたマジックコンテストの話でもちきりである。
でもアキラくんとつくしちゃんはうつむいたまま。
明るく話を振る優姫さん「昨日テレビ見た?テヅマやったじゃん」
剣壱くん「見てねーよ!…最後とか、全然だったじゃん!」
優姫さん「見てんじゃん」
剣壱くん「み…みてねーし…」
剣壱くんもなんだかんだいってテヅマさんのこと心配してくれてんだよな…。
段くん「…質問があります。…テヅマくん、マジカルディッシュに勝てるんでしょうか…」
教室に落ちる沈黙。
そこにテヅマさんが登校してくる。
優姫さん「あ。おっはよーテヅマ!」
でもそれを無視してテヅマさんは自分の席へ。
ここのところで優姫さんハイタッチシカトされて奥を向いてうつむいちゃうんですよね…。
優姫さんは優姫さんでなんとか元気づけてあげたかったんだな…って見てるほうがつらい…。
テヅマさんはテヅマさんで自席についてクソッ!こんなんじゃあいつに勝てない!って苛立ちを隠そうとしない。
つくしちゃんは頭を頭を抱え込んでしまうしアキラさんはうつむいたままだしトランプの三人もかける言葉がない。
そんな中で凛くんがすっと立ち上がる。
テヅマさん「あ?…何の用だ。オレはお前にマジック教えるつもりなんかないって言っただろ。…消えろ」
凛くん「師匠…いや、小野テヅマ。今のキミじゃマジカルディッシュには勝てない」
テヅマさん「なに…?」
凛くん「いや、マジカルディッシュどころか僕にだって勝てない」
テヅマさん「なんだと…」
ワーオ凛くんがガチモードだ…。
テヅマさんと胸ぐら掴んで睨み合って一歩も引かない。
二人共目がガチ過ぎた…。
凛くん「僕とマジック勝負をしよう。僕が負けたら、僕はもう二度とマジックをしない…アキラくん」
名前を呼ばれて顔をあげるアキラさん。
凛くん「カメラ回しといて。…テヅマくんが負けるところをカメラに収めておくのも一興だろ?」
テヅマさん「…上等だ。約束は守れよ。…前からお前が目障りだったんだ。…おいアキラ!」
アキラさん「えっ」
テヅマさん「カメラ回しとけ。凛が負けるところをカメラに収めておくのも一興だろ」
アキラさんは戸惑うもののテヅマさんは完全に凛くんしか見てない。
慌ててビデオカメラを回すアキラさん。
ていうかこういう言い回しのラリーみたいなやつが多くてテンション上がる。
テヅマさんと凛くんのマジック勝負二回目。
初手はテヅマさん。愛用の紙製トランプを持ち出す。
ランダムで相手にカードを選ばせ、それをシャッフル後に出してみせる。
鮮やかなカード捌きである。
テヅマさん「…サヨナラ、マジシャン・真下凛」
凛くん「…参りました、師匠。(頭を下げる凛くん)………と、いいたいところだけど」
一度下げた頭を上げる凛くん。
凛くん「今どきこのぐらいのマジック、youtubeにもあがってるよ。Howto本でも読んだの?」(これ最初にマジック見せたときにテヅマさんに言われたセリフだよね…)
テヅマさん「なに?」
凛くん「今のはこうだろ?」
テヅマさんとまったく同じマジックをやってみせる凛くん。
更に「でも手数が多すぎる。僕ならこうする」
凛くんもう一回同じようなマジックをやるけどテヅマさんより手数が少なく、トリックがわかりにくくなっている。
言葉を失うテヅマさん。
凛くん「あ。ちなみにこれ、紙製じゃなくてプラスチック製のトランプだから」
ウオオオオオオオオ!!凛様ーーーーーー!!!!
テヅマさん自身にマジックに向いてないって言われたプラスチック製のトランプでのマジックで上回れてテヅマさん怒り心頭。
テヅマさん「じゃあこれはどうだ!!」
再び凛くんにカードを選ばせたあとに卓上に扇状にカードを広げて凛くんの選んだカードを当てて見せる。
テヅマさん「さらに…凛、ポケット見てみろ」
自分のポケットをまさぐってズボンのポケットからカードを取り出す凛くん。
テヅマさん「今のはわからねーだろ」
凛くん「…わかるよ。今のはこうだろ…?」
再び同じマジックをしようとする凛くん。
「そこまでじゃ!」
突然声が響いて車椅子の友蔵さんがやってくる。
「テヅマ…もう負けを認めろ」
「なんで…」
「今のお前では凛はおろか、マジカルディッシュにも勝てん」
言葉を失うテヅマさん。
「テヅマ…お前は何をやっとる…?」
「マジックに決まってるだろ!」
「お前がやっているのはマジックではない。…復讐じゃ」
「…復讐してなにが悪い!親父に金儲けの道具にされて母さんも出ていって!オレはずっと一人だった!!オレから何もかもを奪ったあいつに復讐してなにが悪いんだ!!!」
「……凛がなぜあれほど上達したか、わかるか?」
凛くんを振り向くテヅマさん。
気まずそうに目をそらす凛くん。
「……マジックが下手なふりをして、オレを騙してたってことか。…お前、マジックに負けて悔しかったんじゃないのか!?」
「お前のためじゃ!!!」
剣幕にびっくりして友蔵さんを見るテヅマさん。
「お前の力になれるマジシャンになりたかったのじゃろう。…誰かのためにと思う心は上達を早める」
「オレの…ため…?」
手にしていたカードを握りしめるテヅマさん。
「テヅマ。お前がやっていたカードマジックも、お前一人だけで作り上げたものじゃない。何人ものマジシャンが磨き上げて今の完成形に近づけてきたものじゃ」
テヅマさん、握りしめたトランプを見る。
「…お前はマジックを始めたその日から、ひとりではなかったことを知るべきだ」
「…ひとりじゃ、ない…」
マジックとは、マジシャンと観客がいてはじめて成り立つ。そしてそのマジックも、何人ものマジシャンの手によって磨かれて受け継がれてきたものだ。
ひとりでは、マジックは成立しないのだ。
テヅマさんの頬を涙が伝う。
それまで黙って話を聞いていた段くんがすっと手を挙げる。
「テヅマくん…いや、テヅマ!」
みんなが驚いたように段くんを見る。
「僕たちはマジックはできないけど、でも、力になりたいと思ってるんだ」
剣壱くん「そうだぜ!俺たち演劇ぐらいしかできないけど、なにか手伝わせてくれよ!」
つくしちゃん「わたしたちも、ダンスならできるよ!」
ここでつくしちゃんに引っ張られる優姫さん泣いてるからもうさぁーーー!!ほんと優しい子なんですよ…優姫さんーーーーー!!!!!!!!好きだーーーーー!!!!!!!!
テヅマさん「みんな…」
テヅマさん、涙を拭って顔をあげる。
「アキラ」
びくりと肩を震わせるアキラさん。
「お前も、手伝ってくれるか?」
「…俺も、いいのか?」
「…あったりまえだろ!お前がいなきゃ、誰がオレの優勝の映像撮るんだよ。…映像ひとつ取られたぐらいで簡単にネタがばれるようなら、それはオレの求めてた究極のマジックじゃなかったってことさ」
泣き崩れるアキラさんをなだめるテヅマさん。
仲直りしてみんなが喜ぶ中で凛くんが言う。
「あ…でもマジカルディッシュとの対決まであと一週間しかないよ?どうするの?」
みんなで考え込んでしまう。
そこにやってくる牧先生。
「アオハルですねえ~~~~~~~~~!!!!!!!!!」
そのままみんなの前を通って友蔵さんの近くに行くと何故か手にしていたボードで顔を隠す。
「…ところでそこのおじいさん…どうしてこんなところに…?」
「そういうあんたこそ、なんで老人ホームにおらんのじゃ?」
「あっあれは土日だけのバイトで……っていうか友蔵さん!!???ボケてない????????」
「はっはっは!MAGIC×MAGICじゃーーーー」
謎の言葉を言い残して去っていく友蔵さん。
テヅマさん「…困難な壁っていうのは、オレを邪魔するものじゃなくて、オレを成長させるためにあるのかもしれないな…」(横で懸命に私が言ってましたアピールしてる牧先生)
テヅマさん「あっ…マジカルディッシュに勝てるマジック思いついた!…でもこれオレひとりじゃできないんだ…みんな、手伝ってくれるか?」
「もちろん!!」
「よしじゃあ明日からさっそく練習だ!」
「あ。じゃあその前に円陣組もうぜ!」
「OK!」
「じゃあつくし!よろしく!」
「うん!…生まれただけでそれは奇跡!私たちはその奇跡に魔法をかける!それが!!」
『MAGIC×MAGIC!!!!』
このとき先生も後ろでひとりだけ円陣参加してるんですよね…混ぜてあげて…って思いながら見てました…。
場面変わって、ステージ上にOPでマジックを披露していた少年が再び現れる。
今度は無声じゃない。
「ねえ!マジック見ていきませんか!」
ニコニコとして楽しそうに観客を集める少年。少年が学生服の少年に手招きする。
「お兄ちゃんも、マジック見ていって!」
声をかけられたテヅマは戸惑いながらも少年の元へ。心を落ち着かせるようにポケットからトランプを取り出して握りしめる。
「おにいちゃんもマジック上手なの?ねえ!ぼくにマジック教えてよ!」
「…お前、マジック好きか?」
「うん!大好き!!ぼくの夢はね、いつか世界一のマジシャンになることなんだ!」
腕を回し、前方上方に向かって指を指す少年。
「いつか、おとうさんみたいなマジシャンになるんだ!」
「!?…なんで、あんなやつ…」
「おとうさんみたいに、いつか、ぼくのステージを見てマジシャンになりたいって思ってくれる人ができるような…そんなマジシャンになりたいんだ」
このセリフから考えるに、幼い頃のテヅマくんはお父さんのマジック見てからマジック始めたんだろうなぁ…。いい子すぎる…。こんないい子がどうしてあんなツンデレに…。
「そっか…そんなことも、言ってたな…」
ふと少年は表情を曇らせる。
「…でも、友達と全然遊べないんだ…」
後ろにすっと女性の人影が現れる。
それに気づいたテヅマさん。
「お母さん!!」
人影に駆け寄るテヅマさん。
「お母さん!…オレ…!!」
女性の人影はすっと姿を消す。
「…お母さん…」
「…おにいちゃん。どうしたの?どうしてそんなに悲しそうな顔をしているの?」
テヅマさん。少年の肩を掴む。
「…なあ、お前。…これから先、つらいことや悲しいことがたくさんあると思うけど。…マジック、絶対やめんなよ」
「?…うん!」
たいたいここで少年が奥に行ってしまうんだけど千秋楽の日だけテヅマさんと少年はぎゅっと抱き合う。
少し奥に行ってから、少年はテヅマさんを振り向く。
「お兄ちゃん!また会えるかな!?」
「ああ。それまでマジックサボるなよ」
「うん!!またね、おにいちゃん!!!」
帽子を脱いで振る少年に手を挙げるテヅマさん。
「またな……テヅマ」
このシーンがほんとこう…。
テヅマさんがあんなにマジック嫌いっていいながら絶対にトランプ手放さなかったのもマジックやめなかったのもこの約束があったからなのかよーーーー!!とかなんで過去と未来がリンクしてんだって話になったらそれこそが魔法なんだよォーーーー!!!とか色々一気にやってくるやつ。
未来の自分と約束したから絶対にマジックやめずに今のテヅマさんになったんだろうなって…約束自体は忘れてたのかもしれないけどさぁーーー。
剣壱くん「おいテヅマ!どうしたんだボーッとして」
テヅマさん「えっ…あっごめん」
はっと気がつけばそこはマジカルディッシュとの対決の会場。
仲間たちはすでに円陣を組んで気合が入っている。
涙を拭うテヅマさん。
「よしみんな、よろしくな!」
「おう!!」
ここからがすごかったっすわ。
最初は大きな布を持った三人が登場。中央に進み出た学ラン姿のテヅマさんをブワーーーッて布が覆ったと思ったら次の瞬間には赤いジャケット姿に変わってる。
そこからめっちゃかっこいいダンスが始まってウオオオオオオーーってやってるうちに箱が運び込まれてきてテヅマさんが箱に入る。
すると今度は凛くんが前に出てきてクラスメートたちがかっこよくダンスしながら渡してくる剣を箱に刺していく。
20本近くなかったかな…結構な数の剣をテヅマさんが入った箱にぶっ刺してるけど箱の上からはテヅマさんの手がずっと出てる。
見るも無惨な感じになった箱をぐるっと横に一回転して見せつけてから、次々に剣を引き抜いていく。
この間もずっとめっちゃカッコイイダンス踊ってんですよ。
最後の剣を抜いてから凛くんが箱を閉じていたテープを剥がすと中から無傷のテヅマさんが登場する。
そこから全員でめちゃくちゃカッコイイダンス踊る。
なんかもう全部カッコイイ。やばい。
箱が退場したあとはアキラさんが両手にレーザーの出るギミックを装着して登場。照明の落ちたステージでくるくる回るレーザー光に浮かび上がるアキラさんのダンス超かっこいい。
その次に少年テヅマくんとつくしちゃんと優姫さんによる光のパフォーマンス。
少年テヅマくんはポイっていうのかな…光るボールを音楽に合わせてくるくる回しててそれにあわせるようにつくしちゃんと優姫さんもグラフィックポイをぶん回してる。超カッコイイ!!優姫さん最高!!好き!!!
ちなみにグラフィックポイってこういうの
http://www.poi-lab.com/about/graphicpoi.html
ポイのショーもめちゃくちゃ良かったなぁ…かっこよかった…。
そこから一度カーテンが閉じられて開いたところに椅子が用意されている。
そこに少年テヅマくんがかぶっていた帽子をかぶって高校生のテヅマさんが座る。布がステージを覆って下りると椅子からテヅマさんの姿が消えている。
ここまではなんとなくわかったんだけどこっから先がマジでわからんかった。
今度は凛くんが椅子だけを覆う布をかぶせてその布をどかすとそこには少年テヅマくんが座っている。
これほんとどこから出てきたのか今でもわからない。
舞台袖から出てきたテヅマさんが少年テヅマくんに帽子を返す。
そこからもう一度。凛くんが布を椅子にかぶせる。
布の隙間から少年テヅマくんが手を降っている。その手が引っ込んでテヅマさんの合図で凛くんが布をどけると少年テヅマくんの姿は消え失せている。
いやほんとにわからん。どうなってんだあれ。
そしてイリュージョン成功して再び全員でのダンスでショーは終了。
めっちゃくちゃ最高だった…。ありがとうMAGIC×MAGIC…。最高のマジックショーだったよ…。
テヅマさんのショーが終わり、みんながぜえぜえしてる間に勝者マジカルディッシュのコールがかかる。
はー、とみんながため息を吐く。
凛くん「テヅマくん…ごめんね…」
テヅマさん「いいよ。…それよりもオレ、マジックやっててこんなに楽しかったの、初めてだ」
その言葉に、みんな笑顔になる。
それを見ていたキャロルさんとマジカルディッシュ。
「まさかあいつがあんなマジックをするとは思っていませんでした。…ひとりで勝負しにくると思ってたんですがね。…勝負には僕が勝ちましたが、観客の心に残ったのは…」
「ありがとな、親父!」
マジカルディッシュの言葉を遮るようにテヅマさんが言う。
「あんたのおかげで大切なことに気づかせてもらえたよ。…次は絶対に負けねえ!」
「…次に会えるときを楽しみにしているよ」
カードを投げるマジカルディッシュ。
それを空中で受け止めるテヅマさん(成功率3/5)
好戦的ににらみ合う二人に割って入るように「ようやった!!」の声とともに友蔵さんがやってくる。
「良かったぞテヅマ!今日のマジックには、魔法がかかっておった!ほれ、ワシからバラのプレゼントじゃ」
といってバラの花束を渡そうとするが、花束にはバラが見えない。
優姫さん「おじいちゃんバラないよ?」
友蔵さん「ありゃ、ワシとしたことが…バラを入れ忘れてしもうた」
ずっこけるみんな。
それを前に、チッチッと指を振る友蔵さん。
「マジック×マジックーー!!」の掛け声とともにバラが出てくる(たまに出てこない)
その花束をテヅマさんに渡したあと、マジカルディッシュを見る友蔵さん。
「はるじ。…お前も、ちょっとは上手くなったな」
「親父!!!俺は俺のやりかたで絶対にあんたを超えてやるからな!!」
捨て台詞を吐いて去っていくマジカルディッシュ。
みんな「親父…えええーーー!!??」
テヅマさん「ってことは…オレのじいちゃん!!???」
友蔵さん「息子と喧嘩してな。孫の顔も見れんかったんじゃ」
はっはっは、と笑って去ろうとする友蔵さんの車椅子をテヅマさんが引き止める。(回をおうごとに友蔵さんの力が強くなって綱引きみたいになっていく)
テヅマさん「おじいちゃん!結局MAGIC×MAGICってなんなの???」
友蔵さん「ああ。MAGIC×MAJIC…それはな………ワシにもわからん!」
全員滑る。テヅマさん「わからないのかよ!」
友蔵さん「精進、精進じゃ!」と言い残して去っていく。
残された生徒たち(プラス牧先生)(マジックショーのあたりからずっといた)
バラの花束を手にしたテヅマさん。
初日:みんなどいて!ってやってから、つくしちゃんにバラの花束を手渡す。(上がる歓声)(つくしちゃんの手を引いて走り出すテヅマさんにみんなついていく)
二日目:ぼくにくれるんだよね!!って顔でつくしちゃんの前に凛くんが立つ。それをどかしてつくしちゃんに花束を渡すテヅマさん。
三日目:やっぱりつくしちゃんの前に立って花束ちょうだい!ってしてる凛くん。テヅマさんちょっと考えてから花束を凛くんへ。凛くんめっちゃびっくりした後に超笑顔。良かったねえ凛くん…。
千秋楽マチネ:つくしちゃん、凛くんを前にして突然振り向いてアキラさんに花束を渡すテヅマさん。
千秋楽ソワレ:花束はアキラさんへ。からの凛くん。そして最終的にテヅマさんに手渡される。ハッピーエンド!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!
背景にはED映像が流れ始めている。
全員がいなくなったステージで一人崩れ落ちる牧先生。
「アオハルかよぉーーーーーー!!!!!!」
そこに翔くんが戻ってくる。
「なにしてんの。せんせも行くぞ」
(俺もいいの?って顔をしてガッツポーズしながら連れて行かれる牧先生)(かわいいかよ)
最後にねえEDの映像が流れるんですけどね…
ケツメイシの友よ~このさきもずっと…をBGMにしてみんなが真夏の空の下でダンスしてたりBBQしてたり水鉄砲で遊んでたりお弁当食べてキャッキャウフフしてる映像がずっと流れるんですよ…
今まで強い学園アオハルを浴びた上に更に眩しいアオハルを見せつけられてもうなんか涙がとまんなくて。
青春っていいなぁ~~~~~~~~~~~って蹲りながら呻くしかできないみたいになってました。
まぶしいよ…ありがとう…。
なんていうかもう全体的に客席もテヅマさんのクラスメートの一人みたいな感覚でずっと見てられる舞台だったから青春をありがとうって気持ちでした。ありがとうございました…再演してください…。
ていうかテヅマさんが凛くんのマジシャン目指した理由を知らなかったりマジカルディッシュとの次の対決とかお母さんが家を出ていったり理由とかテヅマさんの家庭環境実際どうなってんですかとかわかんないこといっぱいあるしそこらへんも含めて続編も作ってくださいよぉーーー!!!!!
テヅマさんと凛くんのバディマジシャンもっとたくさん見たいし…!!続編…お願いします…。
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