妊娠高血圧症候群になり緊急帝王切開に!痛みは?
つわりがなかった私は、臨月になるまでよく動き回って仕事をしていました。
体重もプラス5kgをキープしていて順調だったのですが、妊娠30週前後から、毎週1kgずつ増えだし、足のむくみだけでなく、顔や手もむくんできて...
でも、妊娠後期特有の普通の症状だろうと甘くみていた私。その後、妊娠高血圧症候群と診断されて緊急帝王切開をすることになったのです(ー_ー;)
高血圧症候群で緊急帝王切開をした体験
私のようにならないように気をつけてください...
妊娠37週、何度計っても血圧145?!
この日は助産師外来の予定だったので、バースプランを話し合うだけと思っていました。なので、尿検査や血圧測定はしないと思い、腕まくりのできない厚手のワンピースを着ていて、でもふつーに血圧も測るように言われました(^_^;)
すると、妊娠してからは上が100〜117くらいだったのに、この日は何度血圧を計っても上が145で、「服のせいですかね〜?」と笑いながら看護師さんに報告。すると、看護師さんは急に慌てだしたのです!
衝撃!院長先生からの「今から入院ね。」
血圧が高すぎただけでなく、尿蛋白プラス4を出してしまった私。助産師外来どころではなく、院長に呼び出されたのでした。
話によると、むくみもひどく、前回の血液検査の結果も悪くて血小板が少なく血が止まりづらい状態にあるらしい。
「はっきり言って今から入院ね。血液検査して、その結果によっては明日にでも帝王切開ね。」と院長先生は淡々と私たち夫婦に告げたのでした。
顔を見合わせる私たちは苦笑いしかできませんでした。
救急車で転院搬送されることに!
血液検査の結果、院長先生の判断により、なんと緊急転院が決まってしまったのです!
救急車を呼んで大学病院に行くということは、帝王切開手術が確定したのだとわかり、ドキドキが止まらない私は、一時血圧が190まで上がったそうです。
終始目隠しをされて、初めての救急車、初めての手術室、目まぐるしく展開が進み、背中から部分麻酔を打たれたところで集中力マックスに!
ちなみに麻酔をする前のイメージは太い注射針を刺してズキズキとする痛みだったので相当怖かったのですが、実際にはとても細い注射針の感覚で、ツーンと麻酔が体内を廻る感じでした。
歯医者の麻酔のほうが何倍も痛いと思いますよ。背中は思ったより鈍感なのかもしれないです。
そのあと、保冷材みたいなものを体にあてられて、「冷たいですか~?」と聞かれながら、麻酔の効き具合を確認されてました。肩は冷たく感じるのに、わき腹のあたりはほんのり冷たいくらいに感じていて、それでもそのくらいの感覚なら麻酔が効いているらしく、「少し冷たいかなぁ・・・」と言いながら首をかしげていたら、「オッケーです!」と手術が始まったので驚きました(^▽^;)
でも、お腹を触られている感覚は少しあっても、切られているのか焼かれているのかもわからなかったし、もちろん最後に縫われているのもわからなかった♪
手術室ではオルゴールの音楽が流れていてありがたかったです。
帝王切開手術を経て、我が子との対面
約30分の手術でした。
急に外に出された私の赤ちゃんは、きっと明るくて寒くてびっくりしたのかな?小さく可愛い声で泣いてる赤ちゃんを、助産師さんが私に頬ずりさせてくれてようやくほっとしました。
そして、痛くも痒くもない手術への感謝と、我が子への無事で産まれてくれたことへの感謝が溢れたのでした。
産後の症状や痛み
よく産後の症状や痛みについて聞かれることが多いのでお話しておきます。
21:30頃に手術を終えて病室に戻り、夜間に麻酔が切れて痛みが増したときのための痛み止めの追加注入方法を聞きました。なんと、腕につながれたチューブから、ボタンを押すと痛み止めが注入される仕組みで、自分のタイミングですぐに注入可能!
夜間はハイになっていたのか全然眠れず、友人やSNSに出産の報告を挙げる余裕もあったけど、ちょっと痛みだして痛み止めを何度か注入しましたね。あと、微熱と頭痛もあったので、おでこを冷やせるものをナースコールでお願いしました。
朝になっても痛みはあるけど、なんというか・・・皆さんが想像しているよりはきっと平気です(^^)生理痛の焼けるような痛みが強い感覚であったり、起き上がったり寝たりするときに下腹に自然と力が入ると思うのですが、あの瞬間はピキーンと強い痛みが走ります。でも、態勢を変えるときの痛みは、そこに力を入れないように腕をうまく使えば抑えることは可能。
私は痛みより何より、膀胱炎になったことのある経験からか、搬送前から刺されている尿管が辛かったんです・・・。常に尿をしたいような出ないような、本当に膀胱炎になってるような感覚(*_*)
朝になって看護師さんに尿管を抜いてほしいとお願いしたら、歩いて自力でトイレに行けたらいいよと言われ、痛みなんかに負けじとやる気満々で練習をスタートしたのですが・・・焦りすぎでした。午前中はまだ、座っているだけでめまいがしていたし、めまいの気持ち悪さでとてもじゃないけど立てず。
でも、午後にはめまいもおさまり、部屋の中にあるトイレまでの3メートルほどの移動が成功!ようやく尿管が抜けてひと安心でした(^^)
ちなみに食事は手術後なので最初は重湯から・・・。便が出たらごはんになると聞き、これまたがんばって便を出せるように軽くマッサージしていたら出せたのですが、最初の便のとき自然と下腹に力が入り、ピキーンとこれまた強めの痛みに驚きました。
入院中の7日間で痛み止めは必要なくなり、帰ってからも態勢を変えるときは1カ月くらいは腕の力に頼る生活。
でもなんとかなります!帝王切開を控えている方、越えられない試練はないですよ!多くの人が乗り越えてきたのだから、自分にもできる!私だって絶叫マシーンも乗れないし水中で目を開けられないしお化け屋敷で腰抜かすし、結構なビビりだけど乗り越えられました。それらのほうがいまだに嫌です( ノД`)笑
妊娠高血圧症候群は胎盤の環境も悪くしていたようです。酸素を十分に赤ちゃんに送れてなかったせいか、2290gと少し小さめで産まれた我が子に、本当によくがんばってくれたと思うばかりです。
しかし、私の心配を吹き飛ばすかのように、赤ちゃん自身は、産まれてからずっと健康優良児!どんどん大きくなってくれています。
怖い思いをしたけれど、我が子に会えて幸せです♡
原因はわかっていないことも多いようですが、塩分を控えたり水分をたくさん取るべきだったと後から知りました...
妊娠中の方、これから妊娠されるかもしれない方、気をつけてくださいね。私も現在2人目妊娠中でリスクが高いと言われてます。がんばります!
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