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発達障害と日本の食環境②

・新型栄養失調?質的栄養失調?

このnoteを開いてくださり、ありがとうございます
今回は新型栄養失調について、思うことを記事にします。

「新型栄養失調」または「質的栄養失調」という言葉をご存じでしょうか?
現代の日本では明日の食べ物に困る・・という事はあまりないと思います。ですが、私たちが口にしている食べ物の栄養価は昔に比べると減っているそうです。
おなかは空いてないのに、栄養失調の状態なのだそうです。
飢えているわけではないので気付きにくいですよね。

現代人の食生活は糖質・脂質が多く、鉄分やミネラル、タンパク質が足りてない人が多く、こういう食生活が特に思春期に多い、起立性障害にもつながっているのでは?という指摘をされているお医者さんもおられます。

野菜の栄養価も一昔前より下がっているという研究結果もあります↓

農林中央金庫 agriwebより

「野菜の栄養価 昔と比べて減ってる」とネットで検索すると、「そんなことないよ~」という記事も見かけますが、そういう考えが普及すると困る方々もいるのかな?たしかに検査基準が違ったり、どの土地の作物か?だったりして一概に比べられないというのもわかります。

でも、戦前はほとんど、有機栽培で土壌菌も豊富だったでしょう。
長年、化学肥料を使い続けて、土壌も弱っているといいます。
そして消費者の好みに合わせ、苦み、えぐみの少ない野菜に品種改良されているし、種も一代限りのF1種が(種をまいて一代しか作物がとれない)ほとんどだということで、栄養価が下がっていても不思議ではないと思います。

知識をもって生活してないと、そこまでジャンクフードや外食も多くなく、自炊もちゃんとしているのに、普通にスーパーで買い物していると、知らず知らずに新型栄養失調になっていることも考えられます。

「根性論」の前に「栄養不足」を疑ってほしい
最近、特にイジメがあるわけでもなく、学校に大きな問題もなく、学校には行きたいのに朝、起きられなくて学校に行けない子供が増えているという話をよく聞くようになりました。
私たち昭和育ちの親世代はすぐに「根性論」を持ち出す人も多いですが、
こういう社会背景になっているということも原因のひとつかも?と知ってもらいたいです。

すると、私たちの子供の時代(1980年代)もすでに日本の食は乱れていたのでは?という意見もありますが、私たち親世代の時より、もっと悪くなっていると思った方がいいでしょう。
少なくとも、私が子供の頃は遺伝子組み換え食品は出回っていませんでした。最近ではゲノム編集食品やらまで出てきて、一体、人類はどこまで行くんだろう‥と思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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