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野良猫
猫の缶詰を庭にまいた時に
まだ子猫かなと思うような黒猫が
うちに来るようになった。
その黒猫のために猫のえさと水を置くようになったら
今度は大きなサバトラの猫が来るようになり
黒猫の姿が見えないようになった。
そのサバトラの眼は澄んだ緑色だった。
えさを待っているのであげるようになった。
すると次には
ほんとうに大きな茶トラが現れるようになった。
えさをめぐってけんかして
サバトラの右目がやられていた。
点眼してやることもできず
おろおろしている。
だから今は
朝から大きな茶トラが待っている。
えさを食べて一通り毛づくろいが終わると
どこかに行く。
うちの家猫のふみちゃんは
サバトラと仲良しだったというか血縁関係があるのか
窓越しにサバトラが見えると
嬉しくてたまらないと体を窓にすりすりする。
大きな茶トラの猫にはしない。
野良猫の世界も弱肉強食なので
大きな茶トラがえさを食べるようになってしまった。
なので
おきえさにしないで
サバトラがいると確認した時にすぐに
えさをあげるようにした。
もともとの黒猫も
この間
道路の端を軽快に歩いているところを見たので
食べることに困ってはいないようで安心した。
野良猫だった時のふみちゃんと鉢合わせした
灰色の猫は
猫の鼻同士をチョンとするあいさつをしていたくらいの仲だった。
お母さんだったのかもしれない。
ふみちゃんの窓越しのすりすりが止まらないサバトラの猫は
雄だったから
お父さんかもしれない。
とにかく
この地域は野良猫がたくさんいる。
ふみちゃん以外は
みんなふくふくとして太っている。
ふみちゃんはガリガリに痩せていたし
今も痩せているほうだ。
まだ子猫ということもある。
この地域は野良猫が生きるにはいいところなのだろう。
猫を保護するようにと通報する人もいないようだ。
これから冬になると寒くなることや
食べ物が少なくなることが
今から
心配。
アマゾンには
外置きの防寒防水猫ハウスがあり
それを今
買い物かごに入れてしまっている。
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