ブルース・チャトウィン『ソングライン』”ナカマ”
ストリーロによると、
”ナカマ”というアランダ語(オーストラリア中部の先住民の言葉)には
「名前を呼ぶ」という意味のほかに、
「信頼する」「信じる」の意味もあるという。
日本にもこの言葉「仲間」がある。
自分の味方
信頼する人たち
のような意味だ。
チリのイースター島の先住民の言葉にも
ナカマという言葉がある。
同じような意味の言葉。
沖縄には
仲間という名字がある。
人との信頼関係を今でも強く感じる沖縄の苗字。
人はみんなで力を合わせ
協力することで
多くの困難を乗り越えてきた。
昔は一族の結束も強く
事あるごとに
宴会を開き
信頼を確かめた。
親戚の子どもは
引き取って育てることも多くあった。
仲間だからだ。
遠い昔の海を渡って広がった人たちの言葉が
今も残っている。
言葉は残る。
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