曽野綾子 弱い人
他人にきびしい人は、
一見強そうに見える
弱い人である。
他人に対して厳しい人は
自分に対しての自信もなく
自分自身に信頼するものがないために
いつも不安定なのだ。
だから
自分だけでなく
他人に対しても
厳しい態度を取ることとなる。
自分を受け入れる気持ちができると
自分にも
他人にも
厳しくなく
余裕を持って
優しくなることができる。
だから
そうなっている人には
優しさが必要なのだ。
自分自身を受け入れるためにも
人の優しさに触れて
優しさに気付くことが必要なのだ。
それから
不確実な
人の優しさではなく
自分が
自分自身に対して
優しくできるようになれると
自律することができる。
そうなると
もう
弱い人ではなく
優しく強い人になることができる。
『人々の中の私』
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