曽野綾子・切り捨てる
年を取ると
残されている時間にも限りがあるので
できる限り
負担がかからないように生きていたいと願う。
そして
常に美しいものに触れていたいと思う。
そうなると
自分の時間を確保するためにも
何かを切り捨てて行かなければならない。
その切り捨てるということを
深く悲しみ
辛く思うことを忘れてはならないのだ。
そういうふうに
自分が切り捨てるのであれば
反対に
自分が切り捨てられても仕方がないと思う。
そうすると
むやみに
心を乱して苦しむこともなく
穏やかに
生きていくことができるようになる。
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