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聖書『伝道の書』の言葉

「わたしはこのむなしい人生において、もろもろの事を見た。

 そこには、義人がその義によって滅びることがあり、

 悪人がその悪によって長生きすることがある。

 あなたは、義に過ぎてはならない。

 また賢きに過ぎてはならない。

 あなたはどうして自分を滅ぼしてよかろうか。

 悪に過ぎてはならない。

 また、愚かであってはならない」


義に過ぎるということは、正義を押し通すことに過ぎるということ。

つまり、正義という枠組みにとらわれてしまい、真理から外れてしまうということ。

義に過ぎるあまりに、正義を振りかざし、真理から外れるようなことをしてはならないということ。


賢きに過ぎてはならないということは、自分の賢さに自惚れてしまい、真理から外れてはならないということ。


義に過ぎることや賢きに過ぎることは、身を滅ぼすことになる。

多くの敵を作り、味方がいなくなり、自分の身を滅ぼすことになる。


もちろんのこと

悪に過ぎてはならないし

そして

愚かであってもならない。


悪に過ぎることは許されない。

愚かであり続けてはならない。

・・・

物事を判断する時には、規則を超える超法規的措置が必要な時もある。

その場合に義に過ぎて、融通が利かない考えであることは

愛があるとは言えない。


義だけに捉われず

その場合の本当に必要なことを、考えて行動するということは

それは義を持っていないことではない。

愛があると言える。


思考停止となることなく

私たちは

愛を持って

判断し

行動しなければならない。


そこに愛があるのかが問題となる。


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