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エリザベス・キューブラー・ロス『「死ぬ瞬間」と死後の生』「生、死、死後の生」(本当の霊性の時代)

大昔の人間は死をもっと身近な問題としてとらえ、
天国や死後の生を信じていました。

たぶんここ百年くらいのことだと思いますが、
肉体が死んだ後にも生はあると
心底から信じる人がどんどん減ってきました。

今となっては、
それを分析し、そうなった原因を解明しても仕方ありません。

しかし、
私たちはいま新しい時代を生きています。

おそらくもう、
科学と技術と物質文明の時代から、
本当の霊性の時代へ移行したのではないでしょうか。

ここでいう霊性とは、
宗教や信仰のことではありません。

私たちよりも
偉大な何か、
すなわち、
宇宙を作り生命を創造した何かが存在する、

そして私たちは
その重要で不可欠な一部であり、
その発展に貢献できる
ーそういう意識のことです。

私たちはみな、
源から、
すなわち神から生まれたとき、
神性の一部をあたえられました。
だから、
文字どおりの意味において、
私たちはその源の一部を
自分の中にもっているのです。
また
そのために
私たちは人間は不滅であることを知っています。
多くの人が気づきはじめています。

肉体は
家、あるいは館ー私どもの言い方では繭ーにすぎず、
死という名の移行を成しとげるまで、
私たちはその住まいを
一定期間借りているだけにすぎないのです。

私どもは
死の床にある子どもやそのきょうだいと話すとき、
象徴言語を使うのですが、
その言葉を使って言えば、

死の瞬間、
私たちは繭から出て、
再び蝶のように自由になるのです。

私たちの体は繭のようなものであり

死によって

その繭から離れて

自由に飛び立つ

蝶となるというのです。


なので

私たちは

自分の物質的な体を

一定期間借りているようなものであり

そして

死の瞬間に

その繭から

私たちは抜け出ていくというのです。

そして

宇宙を作り生命を創造した存在の一部である魂は

また

元の宇宙へと帰るのでしょう。

死の後に生があるというのです。


多くの臨死体験からも

理解を超えたものが存在することが

分かっているといいます。


死んでみないと分かりませんが

死ぬのは怖くはないようにも感じています。

死は恐怖ではないというのですから。


死に対しての希望と言えます。




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