〈読んでみた〉大企業ハック大全
ONEJAPAN「大企業ハック大全」を読みました。
大企業かどうかにかかわらず、皆さん会社に対する閉塞感やもやもやを感じることはないでしょうか。
そんな状況下を潜り抜けよう、変えていこうという人たちが実践した「ハック」が書かれている一冊です。
印象に残ったことを書き出してみます。
大企業の本質
ONEJAPAN内で議論して出たことに「資産は豊富であるが、社内調整コストがかかる」とあります。
大企業は資産を豊富に持っていることが強みです。言い換えれば、調整コストを減らしさえすれば、資産を活用できる、ということになります。
「わかっているよ!」ということかもしれませんが、改めて押さえておきたいポイントですね。
会社の消極的な空気はトップダウンでしか変えられない?
経営主導で動かないと会社の風土は変えられない。もちろんトップダウンのほうがスピーディにはなると思いますが、果たしてそれだけなのでしょうか。
本書では以下のようなボトムアップでの進め方も提唱しています。
くすぶっている仲間を見つけ、仲間たちと実績を作る
そして、新しいことに挑戦してもいいんだ、という空気を作る
周りに目を向けていて、同じように(?)うずうずしている人を見つけたらまずは声をかけて、巻き込んで、自分たちレベルでもできることをやってみる。他責にしないという面でも大事なことですね。
若手であっても社内文化を醸成するポイント
違った観点からも社内文化醸成の「3つのポイント」が書かれています。
ほかの人がやらないことをやり続ける
トップや経営幹部を巻き込む
有志の活動を本業にする
ここでも共通していることは「まず行動してみる」ですね。理想論を語るだけで絵に描いた餅で終わらせるのではなく、小さなことでもやり続けることで巻き込み力が増していく、ということでしょう。
まとめ
簡単にですが、印象的だった点をまとめてみました。会社のせいである、とせずにまずはチャンスを見計らって草の根でも動いていきたいものです(自戒を込めて…)。
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