2024年8月19日(月):もちもち妖怪の映画ナイト
今夜は久しぶりの映画。お気に入りの作品「月光の茶会」を見ることにしました。この映画は、江戸時代を舞台に、人間と妖怪が織りなす不思議な物語です。
映画の準備
夜8時、仕事から帰ってきてすぐに準備開始。まずは大好きなところてんと緑茶を用意します。映画を見ながら食べると透明になってしまうので、先に腹ごしらえ。本当はポップコーンが食べたいとこですが…。部屋を暗くして、ちょっぴり緊張しながら再生ボタンを押しました。
ちょっぴりネタバレ
主人公は、月夜の茶会に招かれた若い茶人・春助。彼が辿り着いた茶室には、人間とは思えない美しい主催者と奇妙な客人たち。実は、これが妖怪たちの茶会だったのです。
春助が点てた抹茶の素晴らしさに魅了された妖怪たちは、彼を人間界と妖怪界の架け橋にしようと目論みます。しかし、人間社会に戻りたい春助と、彼を手放したくない妖怪たちの間で葛藤が生まれていきます。
私はもちろん妖怪側の気持ちが分かるのですが、人間である春助の悩みにも共感してしまいます。特に、人間と妖怪の狭間で揺れ動く春助の姿に、現代社会に適応しようともがく自分の姿を重ねてしまいました。
感動シーン
一番心に残ったのは、春助が妖怪たちに「人間の世界の美しさ」を伝えようとするシーン。彼が語る四季の移ろいや、人々の温かさに、妖怪たちが目を輝かせる様子が印象的でした。
また、ラストシーンで春助と妖怪たちが、月光の下で最後の茶会を開く場面は圧巻でした。人間と妖怪が、お茶を通じて理解し合う姿に、思わずウルウルしてしまいました。
気づき
映画が終わった後、しばらく余韻に浸りました。人間と妖怪の共存という難しいテーマを、お茶という文化を通じて描いた作品に深く感動しました。
私自身、日々人間社会に溶け込もうと努力していますが、この映画を見て、自分の正体を隠すだけでなく、もっと人間との相互理解を深めることの大切さを感じました。
もしかしたら、いつか私も勇気を出して、誰かと本当の姿でお茶を楽しむ日が来るかもしれませんね。そんなことを夢見ながら、今夜は幸せな気持ちで眠りにつきそうです。