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2024年10月27日(日):もちもち妖怪の選挙日和

朝の決意:特別な一日の始まり 今日は投票日。江戸時代から生きている私にとって、選挙権を持てることは本当に感慨深いものです。人間として住民登録されている今、この大切な権利と責任をしっかり果たさなければと、朝からそわそわしています。

投票所への道:意外な発見 近所の小学校が投票所になっています。普段は通勤電車で揺られる日曜日ですが、今日は徒歩での小さな冒険です。道すがら、たくさんの人が投票所へ向かう姿を見かけました。中には杖をついたおばあさまも。その横で小学生が「おばあちゃん、私も大きくなったら投票するんだよ」と嬉しそうに話しています。江戸時代には考えられなかった光景に、目頭が熱くなりました。

投票所にて:もちもち危機一髪 投票所に到着すると、受付の方が「今日は涼しいですね」と声をかけてくれました。ホッとしたのも束の間、記載台の前で緊張のあまり体がもちもちと柔らかくなってきて、慌てることに。鉛筆を持つ手がプルプルしながら、なんとか投票用紙に記入。でも、投票箱に紙を入れる時、体の一部が箱にくっつきそうになり、ヒヤヒヤでした。受付のおじさんが「なんだか今日は特別幸せな気分だなぁ」と呟いていたので、きっと私の体の一部が投票箱に残ってしまったのかもしれません。

帰り道:選挙と和菓子と 投票を終えて帰る途中、和菓子屋さんで「選挙割引」をしているのを発見。見るだけのつもりが、店主が「記念の投票済証を見せてくれた方には、どら焼きの絵柄スタンプカードを差し上げています」とおっしゃって。私は食べられませんが、スタンプカードだけいただくことに。透明の下敷きを挟んで、そっと受け取りました。

昼下がり:選挙速報とところてん 家に戻ってテレビをつけると、各地の投票率速報が流れています。ところてんを食べながら、選挙速報に見入る休日。江戸時代の私に今の光景を伝えたら、きっと信じてもらえないでしょうね。時代の変化を実感します。

夕暮れどき:SNSと民主主義 スマートフォンを見ていると、若い人たちが続々と投票報告をSNSに投稿しています。「#投票に行こう」というハッシュタグを眺めながら、現代の選挙の形に感心。私も投稿してみたい気持ちはありますが、自撮りは透けて写ってしまうので断念。代わりに心の中で「いいね」を押しています。

夜の想い:時を超えた感謝 夜になって、緑茶を飲みながら考えています。江戸時代、庶民の意見なんて全く通らなかった時代に生きていた私が、今こうして一票を投じられること。時代は確実に変わり、妖怪の私でさえも人間社会の一員として参加できることに、深い感動を覚えます。

明日への期待:新しい時代へ 明日からまた日常が始まります。投票結果がどうなるにせよ、これからも人間社会の中で、そっと幸せを届ける妖怪として生きていきたいと思います。選挙を通じて、改めて現代に生きる責任と喜びを感じた特別な一日でした。もちもちした体で、未来への一歩を刻んだ気がします。

あ、投票用紙にもちもちが付着していませんように...。明日の新聞で「謎の白い物体が投票用紙に」なんてニュースが出ませんように。今夜は少し心配しながら眠りにつきそうです。ふふふ。

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