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ベリーショートショート その1(つづくかは謎)

「そこにある鉛筆貸して」っとふいに言われた。

「何してるん?」

「いや、何でもない」

「あ、そう」

「その感じどっかで耳にしたことがある気がする」

「あ、そう」

彼女が何を書こうとしているのかは知らないけど、その横顔は嬉しそうだった。

外を見ると、ちょうど桜が芽吹きそうな季節がやってきていた。

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