初心者ライダーの九州ツーリング備忘録
2022年のゴールデンウィークに行った九州ツーリングの備忘録です。
(※コロナ禍の連休ということで、感染対策は万全に、帰宅してから体調の変化等はありませんでした。)
先に断っておくと、当時のメモ書きに多少肉付けしただけの乱文です。
ツーリングブログのように、持ち物紹介やおすすめスポット紹介などはしていません。
経緯
“ライダーの聖地・北海道に行きたい!”
年内に転職活動をする予定だったので、長期休みが確保できるうちに、長年の夢を絶対に叶えると決めていました。
詳しく調べるうちに、どうやら「5月の北海道は冬」らしいことがわかりました。また、どの定番コースでも一日あたり約200~400キロ走る必要があるようでした。
私は免許取得から約10年間、運転経験はほぼゼロのペーパードライバー。バイクにおいても、年間の走行距離は1,000キロ未満のペーパーライダーでした。
ペーパーライダーに試される大地は時期尚早だな、寒いの嫌だし…本州からフェリーが出ていて、暖かそうなライダーの聖地ないかな…と、いうことで。
そうだ、九州に行こう―――。
旅程
日程:4月29日~5月6日 計8日間
うちホテル2泊、キャンプ3泊、往復フェリー2泊
訪問先:鹿児島、宮崎、熊本、大分県
総走行距離:約700キロ(フェリー乗り場までの移動を除く)
私が超ペーパーライダー、かつ愛車が1989年式のセロー225と不安要素ばかりだったため、一日の走行距離は200キロ以内におさまるよう計画しました。
九州までは、体力温存のため往復フェリーを利用しました。(船旅をしたかった気持ちもあり。)
宿泊先は、キャンプ場含めすべて事前に予約しました。
教訓
雨の日は走るな
初日、フェリー乗り場までの道中で豪雨に打たれ、死ぬかと思いました。
後で天気予報アプリを見たら、1時間当たり雨量が10ミリを超えていたようです。その中を3時間走りました。
当然ですが、雨天時の走行は視界が悪く、路面が滑るので危険です。
耐水圧10,000ミリのかっぱを着ていましたが、長時間打たれ続けて浸水しました。濡れた状態で走ると体温を奪われ、低体温症に陥る危険性があります。(恐らくなりかけてた。)
二度とやらないように!(フラグ)
テーブルとガスコンロは削るな
持ち物を限界まで減らしたかったので、必要数は二つでしたが、ガスコンロとテーブルは一つだけにしました。
キャンプ時の食事は基本的に湯を沸かすだけのつもりだったので、交代で使えばいいやと思っていました。
結果、ものすごく不便でした。テーブルに関しては大きさにもよりますが、ガスコンロは絶対に人数分あったほうが良かったです。
コットで眠れ
5月の九州地方は比較的温暖なほうですが、山間部のキャンプ場が平地と同じ気温なわけがないですよね。想像力が足りていませんでした。キャンプ経験者なのに。
床冷えのせいでよく眠れなかったので、キャンプ2泊目以降は毛布を借りました。
当たり前ですが、全てのキャンプ場でレンタルできるとは限らないので、出来る限り準備したほうが良いです。コットはぜいたく品ではなく必須アイテム。
一番使える薄手ダウン
前述のコットと同様の理由です。
こればっかりは借りられないし、季節によっては現地調達できません。
フリースは持って行きましたが、薄手のダウンジャケット(なんとかライトダウンみたいな)のほうが扱いやすかったなと思いました。
スクリーンは最強
ロングツーリング初心者だったし、天邪鬼なので、スクリーンはぜいたく品、要らないと思ってました。
撤回します、ロングツーリングにスクリーンは必須です。
今回、ヤマハのトリシティ300をレンタルしました。トリシティにはスクリーンがついていたので、私が風に翻弄されている間も無問題でした。
北海道までには絶対にスクリーンをつけてやる!と、このとき固く誓いましたが…。その後の悲劇はまたの機会に話します(たぶん)。
終わりに
ロングツーリング超初心者が九州ツーリングへ行った教訓でした。
十分下調べをして準備をしたつもりでしたが、やはり初心者がロングツーリングに行くこと、また古いバイクで長距離を走ることは簡単なことではありませんでした。好きで行ったにもかかわらず、途中で「早く帰りたい」と考えたことも何度もありました…。
それでも、バイクで走ったからこそ観られた絶景、再発見できた魅力がたくさんあったと思います。“ライダーの聖地”は、ライダーとして未熟だった私にたくさんの学びを与えてくれました。
ありがとう、最高だったよ九州!!