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ジェンダーフリー?

こんにちは。もちおです。
本日は ”ガール” スカウトについてお話しできたらと思います。

ガールスカウトは創設当初から女性のみの団体です。

もちろん運営などで活躍している男性もいますがガールスカウティングは基本的に女性のみの活動になっていると思います。

自分のカヌーは自分で漕げ

ガールスカウト活動の中では、団(地域の活動グループ)の中に女の子しかいないので
「女の子なんだから」「男の子のくせに」と言う言葉すら存在しません。

しかしながら…

ーーーーー”今この世の中”で
女性だけの集団って時代遅れじゃない?

と言う声は、LGBT🏳️‍🌈などジェンダーにまつわる言葉、多様性という言葉が浸透してきた結果、むしろそう思う人も出てきたのではないか?と思います。

この意見がもし本当に一定の割合で出てくるのであればとてもいい方向に日本が変わってきているなと思います!

1910年に生まれたガールスカウトは当時、女性だけの団体というのは、それはそれは珍しい団体だったのではないかと思います。

オレブB-Pというイギリスの女性が創設者ですが、彼女の夫がボーイスカウトの創設者でありました。

ものすごくシンプルに創設理由を申し上げますと
男の子にはそのボーイスカウトと言う団体があるなら女の子もあっていいのでは?と作った団体です。
(詳しくは下のガールスカウトのHPからどうぞ)

https://www.girlscout.or.jp/about/history/

1920年に日本に渡ってきたガールスカウトですが、もちろんその当時も女性だけで活動していました。

皆様もご存知のように、その頃は男の人が働いて、女性は家庭に入るという価値観でした。

しかし、その頃からガールスカウトでは
ーーーーー自分のカヌーは自分で漕げ

でした。どう言う意味かと申しますと、
『 PADDLE YOUR OWN CANOE ~ 自分のカヌーは自分で漕げ 』
これはボーイスカウトの創始者ベーデン・パウエルの言葉です。

もちろんこのモットーはガールスカウトにも息づいています。

要するに「自分のことは自分でしよう」ということです。シンプルですよね。

小さな頃からガールスカウトをやることで
「重い荷物を運ぶのは男の子。」
ではなく、
「この荷物は重いけどみんなと協力して運ぼう」や、「自分で運べるところまでやってみようか」
など、まずは自分で考えて行動できるようになると思います。
さらに学校教育では男女という概念の意識は、周りの大人の意見が色濃く反映されますが…
ガールスカウトではリーダーたちが性別を意識させないように計らって活動することが多いため無意識のうちに男女という垣根をフッと超えられるようになるかと思います。

もちろん、そもそも論にはなりますが男性がいない環境ですので

・力仕事は男の子がやる!
・青色は男の子の色!
・機械や乗り物は男の子の趣味!

みたいな感覚が芽生えにくく、どんなものも好きなように好きになっていい環境がガールスカウトにはあります。

木登りが好き🐒

筆者は、ガールスカウトの野外活動が大好きでした。
いろんな体験をしますが、木登りをしたり焚き火をしたり…
カヌーを実際に漕いで池を渡ったり…
世間的にはボーイッシュな活動が何よりも好きでした。

活動の中で、女の子なんだからやめなさい!
と、止められたりしなかったからこそいろんなことにチャレンジができたと思います。

さらにその結果、今でも運動がすきで自然が大好きです。これは大人になってから本当によかったなと言う経験になっています。

やりたいこと、好きなことは何ですか?

日常会話や、就活、転職…
色んな場面で聞かれる、
「やりたいことは何ですか?」
「小さな頃から頑張って取り組んできたことはなんですか?」
「好きなことは何ですか?」

のような質問の答えが
「女の子なんだから」と言う言葉に邪魔されずに育っていくことは、本当に素晴らしいと思います。

まして、面接官が
「木登りですか!女の子にしては珍しいですね〜」
と好意的な喋り方で返答してこない日を待ちたいですね。

これからのスタンダードを私達が作る

ガールスカウト活動を経て、ジェンダーを意識してしまう理由は外的要因が多いと感じました。

では、ガールスカウト活動をしていない人が心地よく過ごすためには何が必要でしょうか?

残念なことに、すでに形成された概念の中に生きている人を変えることはむずかしいです。
しかし、使う言葉を意識するということは容易にできるのではないでしょうか?

例えば…女の子が坊主にしていたとしても

「男の子みたいにかっこいい!」
→「あなたらしくて格好がいいね!」
に変えてみたり…

消防士を目指す女の子がいたとしても
「女の子にはつらくて危険じゃない?」
→「誰にとっても大変な仕事だけれど、目指していて勇敢」

と、言葉を意図的に変えてみることでいろんな人と心地よく過ごせるのではないかなとおもいます。

男の人に対する偏見も、人それぞれであることを理解することでみんなが過ごしやすくなることを心から祈っています。

最後までありがとうございます😊
またよろしくお願いします🤲

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